9月の読んだ本 まとめ

2015年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:787ページ
ナイス数:1726ナイス

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)感想
前作よく覚えてないけど、内容としてはある程度回復してからのケアや社会復帰がメインといった感じ。全体的に自然なポジティブさが漂っているのが良い。私も人混みやテレビ怖いとか、電車に乗れないとかなってしまったしなあ。うつ病持ちとしてはあるあるネタが多くてその意味でも楽しかった。病気になったらなったで、それなりの生き方模索するのもまた生きがいになるかもね。
読了日:9月29日 著者:細川貂々
S.I.A. ―生徒会秘密情報部― (電撃文庫)S.I.A. ―生徒会秘密情報部― (電撃文庫)感想
やりたいことを全部詰め込んだら、濃い内容になってしまいましたという感じ。細かいガジェット全てに愛があるし、ライトノベル版スパイアクションからはじまって冒険SFにエスカレートしていく展開などやってることは好みで実にたまらない。惜しむらくはガジェットを縦横無尽に操って滑らかにストーリーとして展開するには、作者の技量が足りていない。アイデアは良いので作品を重ねて磨かれたら洗練されそうだが、今のところ著作がこれ一作なのは残念。ラノベというよりジュブナイルといった作風も良いと思うので、なんらかの形で次作を読みたい。
読了日:9月28日 著者:長月渋一
小説 映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド (KCデラックス 週刊少年マガジン)小説 映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド (KCデラックス 週刊少年マガジン)感想
前作は映画を見た上で読んだが、後編のこの本は映画後編を未鑑賞で読んだ。前作同様、文章で巨人の存在感を出すのは難しいようでそこは弱い。しかし世界観の説明、謎解き、心理描写などはしっかりした書きようでこのへんは映画の方が表現しにくいのではないか。原作のセリフや名詞を引用してくるので気持ちが上がるし、違った形にひねってくるのも意表を突かれる。各人物の造形をポイントを押えて上手く漫画に寄せてるのも良い。きっちり完結しているし、これはこれでコンパクトにまとめ直した別バージョンの進撃の巨人として楽しめた。
読了日:9月24日 著者:浅倉冬至,渡辺雄介,町山智浩
Go!プリンセスプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)Go!プリンセスプリキュア1 プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし)感想
スピンオフということで日常的エピソードがメイン。TVシリーズの合間にこういう展開があったのかも?的な要素があって楽しみがより膨らむ。ただし、そのぶんプリキュアに変身して戦う場面がほんのちょっと。だから「漫画で読むプリキュア」感は他のコミカライズと比べて目減りしている気がする。かきおろしオリジナルストーリーは、連載枠のページ数の制限がないためか忙しさがなく大ゴマも大胆に使っていて伸びやか。もともと絵が美麗だから映えますな。まだ続刊があるようだし、そちらの内容にも期待するといたしましょう。
読了日:9月13日 著者:上北ふたご

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