2月の読んだ本 まとめ

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:49
読んだページ数:11201
ナイス数:5234

子連れ狼 7子連れ狼 7感想
この巻は大五郎中心の内容。大五郎は祭囃子に惹かれて、出ていったりするところは、いかにも子供らしい。しかし、拝一刀の生き方や行動を見て学んでいる様子が描かれたり、この子なりに成長してるなと。でもこれって幸せになれる生き方ではないとも思うので、複雑な心境。ということで今回もやり切れなさが漂うが、このやり切れなさが魅力の作品でもあるしな。
読了日:02月29日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (9) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (9) (アクション・コミックス)感想
アニメでこのあたりの話、見ていたんだけどカットしたエピソードがあったなあ。ドロボーの話とか、レディー・幕ごはんの話とか。本筋はあるけど、その後ろにある大人たちの昔話が透けて見えてくるのが味わい深いね。雷蔵の手紙の件にしても、まだ若いカップルだった頃の、テツとヨシ江の関係が見えてきてとても良い感じ。昔はテツがヨシ江さんに好意を素直に出してたんだな。テツのスパーリングパートナーの話も、無理にテツから金取り上げんかったら、ちょっとは真面目に働こうという方に、気持ちが動いたのかも。ちょっともったいないね。
読了日:02月29日 著者:はるき 悦巳
謀略の都(上) 1919年三部作 1 (講談社文庫)謀略の都(上) 1919年三部作 1 (講談社文庫)感想
1919年春。パリでベテラン外交官が謎の転落死を遂げる。警察は事故死で片付けてしまうが、元空軍パイロットの次男マックスは不審に思い、事件の真相を追い始める。ということで三部作の第一部上巻を読んだ印象は、巻き込まれ型サスペンスといった感じ。主人公が行動するほど怪しげな人物が接触してきたり、何か不穏な真実が見え隠れするなどそれっぽい。今のところは地味であるが、ジャンルの定番を押さえた展開なので、まずまず面白い。ここから下巻、さらには二部三部でいかに盛り上げてくれるか次第といったところか。続けて下巻へ。
読了日:02月29日 著者:ロバート・ゴダード
子連れ狼 6子連れ狼 6感想
刺客としての闘いが続く。拝一刀がやたら強くだいたい相手を倒すのだが、安心感にはならず、陰惨さややりきれなさが印象に残る。この巻で乳母車が改造されて、連発して銃弾が飛ぶ。これ、読者としては知っていてもビックリする。
読了日:02月29日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (8) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (8) (アクション・コミックス)感想
ボクシングジムと、ヒラメちゃんの絵画コンクールの話がメインの巻。地獄組のボスが堅気になって、ボクシングジムを開いたのにまたもやテツに好き放題されて可哀想。テツがボクシングの才能あるのに、腹巻きしてないと腹を壊すのがもったいない。まあ腹巻きを克服しても人間的にボクサーになるのは難しそうではあるけれど。絵画の方はヒラメちゃん気を使って絵を描き直ししてるのに、相変わらずテツにはデリカシーってもんがないね。でもそのおかげで金賞とったんだろうし、まあ結果オーライってもんじゃないの。
読了日:02月28日 著者:はるき 悦巳
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (7) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (7) (アクション・コミックス)感想
運動会のリレーとか水泳などスポーツ絡みの話多めだった。特に若い頃のリレーの思い出話がテツとヨシ江の馴れ初め話になっていったり、子供の立場から見た大人が強調されるエピソードが多かった。鑑別書の同窓会もそういう話だったし。チエちゃんはとっても大人っぽい子だけれども、それでもまだわからない大人の世界もあるってことだね。お笑いという意味でも、テツにつきあわされて気を使ってるのにデリカシーないこと言われて傷つくヒラメとか、猫のことになると人間変わるお好み焼き屋のおっさんとか、いろいろ可笑しくてたまらない。
読了日:02月28日 著者:はるき 悦巳
子連れ狼 5子連れ狼 5感想
この巻ぐらいから話にどんどんヴァリエーションが出てきたように思う。今回も拝一刀に次から次へと刺客が襲いかかるが、全て撥ね退けている。しかしそこに痛快さはなく、やり切れないものが積み重なっていくのが、ものかなしい。
読了日:02月27日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (6) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (6) (アクション・コミックス)感想
この巻は特に大きなイベントはなかったけれど、面白さは相変わらず。というかヒラメちゃんの出番が多かったな。絵を描けば上手いし、歌を歌わせるとかなり下手。テツと組んで作詞作曲して歌が苦手を克服しようとしたら、あまりのヒラメの歌声にバスが止まって大惨事に。細かいリアルなとこ押さえているので、音痴のあまり事が大きくなる過程も納得できるというか。ヒラメちゃんに限らず、レギュラーの面々の掛け合いやそれぞれの行動も面白かった。
読了日:02月27日 著者:はるき 悦巳
江戸の闇風 黒桔梗 裏草紙 (幻冬舎時代小説文庫)江戸の闇風 黒桔梗 裏草紙 (幻冬舎時代小説文庫)感想
軽く読んでしまうつもりが、なかなかに凝った趣向の作品で引き込まれた。解説で指摘しているように「必殺」シリーズに似た味わいがある。「必殺」シリーズと違うのは悪党を直接殺めるのではなく、コン・ゲーム的な仕掛けを使って陥れて社会的に抹殺してしまうところ。それだけではなく終盤は二転三転するし、ミステリー的な仕掛けも盛り込んで、かなり面白く後味も良い。ヒロインのお沙夜にも実は複雑な事情がありそうだし、これは巻数を追うごとに、痛快なシリーズに成長していきそうな予感。シリーズ2巻は刊行されてて、もう買ってしまったよ。
読了日:02月25日 著者:山本 巧次
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (5) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (5) (アクション・コミックス)感想
いやー、笑った笑った。毎巻笑っているけれども、中心になる「大阪カブの会」前後の話が面白い。この巻自体が前フリがあって徐々に盛り上げて「大阪カブの会」、そして後日談と構成が良く出来ている。で、本題の「大阪カブの会」はバクチ、喧嘩、警官隊の突入、警官を叩いてのばす猫、脱出、逃走と、この漫画の過激なところがテンコ盛りで無茶苦茶楽しい。合言葉の「ポリ公が来たらはいビスコ!」はアニメだと「はい煎餅!」に変わってた。商品名は使えんかったっぽいな。お好み焼き屋のおっさんもテツに酒飲まされて、騒動に巻き込まれて気の毒に。
読了日:02月24日 著者:はるき 悦巳
子連れ狼 4子連れ狼 4感想
相変わらずドラマが濃いし、大五郎が哀れに見えたり、強くも見えたりする。どうしても作品そのものが暗く、陰惨なのはこういうトーンの作品なので、仕方がない。剣戟シーンは毎度、流石の迫力。
読了日:02月24日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
エロ漫の星 下巻―素人からのエロ漫画入門 (ヤングコミックコミックス)エロ漫の星 下巻―素人からのエロ漫画入門 (ヤングコミックコミックス)感想
前巻でエロ漫画の表現やノウハウを学んだクソ虫ゴロ太が、下巻は持ち込みを始める実践編に。最初はどうしょうもないエロ漫画を描いていた、クソ虫ゴロ太がそれなりの質のものを仕上げても、なかなか掲載されぬつらさに苦悩する。前巻のドツキ漫才みたいなノリはかなり減って、シリアスですらある。こういう話って最初はギャグだったのに、だんだん求道的に極める話になりがちだな。面白いからいいけど。あの酷いエロ漫画だった「アヤコのアソコ」が、いっぱしの作品に仕上がるのも感動的。ということで上下巻なかなか楽しんで読めました。
読了日:02月24日 著者:金平 守人
エロ漫の星 上巻―素人からのエロ漫画入門 (ヤングコミックコミックス)エロ漫の星 上巻―素人からのエロ漫画入門 (ヤングコミックコミックス)感想
サルでも描けるまんが教室」のエロ漫画版といった内容。エロ漫画家志望のクソ虫ゴロ太が、いきなり登場した女性キャラに突っ込まれたり欠点を指摘されたりしながら、エロ漫画描きとして成長する話。エロ漫画の描き方を指南し、ウンチクを語る女性キャラは、最終目的がなんなのか?本人の名前すらわからんが、エロ漫画に関して主張することは、かなり納得がいく。女性器の描き方講座的なパートはかなり攻めているなー。謎の三峯徹推しが可笑しい。富永一朗ネタは今時の人って意味がわかるんかね?ということで下巻へ。
読了日:02月23日 著者:金平 守人
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (4) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (4) (アクション・コミックス)感想
ミツルの結婚式が、この巻の中心になっている感じ。仲人を強引に任せられたテツが、意外なスピーチをするのが印象に残る。あと細かい日常エピソードが楽しく、チエちゃんが算盤が得意だったのがいかにもって気がする。今時は学校の授業で算盤教えたりするんかね?この漫画の世界観だと猫が人間より強かったりして、子鉄がテツを棍棒で殴ったりするのが面白い。毎度、思うけど大阪弁の言い回しに味があるよなあ。何度も笑った。
読了日:02月23日 著者:はるき 悦巳
子連れ狼 3子連れ狼 3感想
公儀介錯人だった拝一刀がなぜに刺客をやっているのか?がはっきりするエピソードがやっと出てきた。これがないと落ち着かんかったです。作品全体が非情で陰惨なのに、まだ子供の大五郎がずっと一刀と一緒にいるのがなんともいえない哀切さがある。また大五郎が口数少ないし大人しいのが物哀しい。時には刺客との闘いを手伝わされたり、まさに冥府魔道。各話どれも殺伐として暗いがお話としては面白く、情感の乗った話は特に印象に残る。
読了日:02月22日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
子連れ狼 2子連れ狼 2感想
連載していた時期の関連があるのか、冬の話が多かった。拝一刀はもともと強いのだけれど、エピソードの中でより成長したりする。主に刺客として任務を実行する内容メインであるが、語り口の上手さや趣向の面白さでまずは読ませる。
読了日:02月22日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
子連れ狼 1子連れ狼 1感想
子連れ狼は以前コンビニコミックで買って読んでたのに、刊行が途中で止まって最後まで読めてない。TVドラマは父が好んで見てたけど、幼い私にはまだ面白さがわからなかった。若山富三郎主演の映画はDVDで見たら、どえらいスプラッターな内容。久々に漫画を読むと小島剛夕の劇画らしい絵が味わい深いし、小池一夫特有のストーリーラインも心地良い。インパクトを感じるのは乳母車。一見、普通に見えて実は武器庫だしな。案外いろんな用途に使ってるし。あの乳母車、さらに改造されてマシンガンみたいな攻撃できるようになったような気がする。
読了日:02月22日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (3) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (3) (アクション・コミックス)感想
ヒラメちゃんは3巻で初登場か。この巻のエピソードは相撲大会がメインになってる。子供の部ではヒラメとチエちゃんの活躍が面白い。さんざん平手してきたガキに、チエが平手連発でやり返すのが気持ちいい。大人の部はよりコミカルで可笑しみがある。実際の人間では絶対ありえないほどデカいデク登とテツの対決も良かった。強引に相打ちまで持っていくテツの執念。
読了日:02月21日 著者:はるき 悦巳
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (2) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (2) (アクション・コミックス)感想
2巻もアニメで知ってる話がほとんどながら、大いに笑った。なんとなくアニメとはエピソードの並び順が変わってるような感じがしたけど、気のせいかも。花井先生の提案で同居予行練習で金閣寺に行くってのがあったが、アニメだと金閣寺じゃなくて遊園地だった。嫌々来たくせにテツが子供みたいにはしゃいでたり、チエちゃんが子供なのに大人以上に気を使うなど、ユーモアは遊園地の方がよく出ていて、アニメは良改変したと思う。あそこは演出も素晴らしかった。他にもアントニオジュニアVS子鉄の猫対決や、賭け野球など面白いエピソード満載。
読了日:02月21日 著者:はるき 悦巳
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (1) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (1) (アクション・コミックス)感想
かなーり昔に読んではいるので、一応再読。しかし漫画以上にアニメの印象の方が強い。関西では再放送何度もやってたし、いちいち見てたし。なので知ってる話ばっかりではあるけれど、やっぱり面白い。大阪弁の台詞回しの可笑しさ、濃いキャラ、変な猫、そして無茶苦茶な父親で身内だったらたまらんが傍で見る分には滅法面白いテツ。これで人情喜劇やられたら笑ってしまう。話の舞台も土地勘あって親しみやすいからな。1巻だけでもエピソードが濃いのにも驚いた。あと漫画とアニメの印象にまったく違和感がなくて、良く出来てたよなあ、あのアニメ。
読了日:02月20日 著者:はるき 悦巳
りゅうおうのおしごと! 12 (GA文庫)りゅうおうのおしごと! 12 (GA文庫)感想
奨励会編クライマックスということで、12巻は文庫本そのものが厚めであるが、内容が濃厚で1ページとして退屈する瞬間がない。メインは空銀子の孤独な戦いを描く話。さらにサブストーリー的に他の奨励会員たちの熾烈な対局が散りばめられ熱気に圧倒される。それぞれに背負うものがあるだけにドラマチック。しかもこの作品特有の容赦の無さが、内容を特に面白くしていて、ひたすら読ませる。展開にきっちり決着の付く納得の仕上がりで、たいへん面白かった。ここから先どうなっていくのか?も示唆する終わり方なので次巻が待ち遠しい。大いに期待。
読了日:02月19日 著者:白鳥 士郎
けいおん!  college (まんがタイムKRコミックス)けいおん! college (まんがタイムKRコミックス)感想
高校を卒業して、同じ大学に入った4人の大学生活のお話。同じ寮で暮らしているというのもどうなんだ?でも大学の軽音部に入って、他のメンバーとも仲良くなったり音楽活動も続けたり、世界が広がっていく感じがある。ただけいおん!って作品の魅力って、放課後ティータイムの4人(梓を入れると5人)の閉ざされた世界の楽しさにあった気がするのでちょっと複雑な気持ちがした。4人だけの世界から飛び出して、各々成長する展開があるなら納得がいくけど、そこまでいかんかったしな。とか注文もつけはしたが、けっこう面白かったよ。
読了日:02月17日 著者:かきふらい
けいおん!  highschool (まんがタイムKRコミックス)けいおん! highschool (まんがタイムKRコミックス)感想
アニメ終盤で唯たち4人が卒業しても、軽音部は続いていくみたいなことを示唆していたけれど、その先を描いてくれたような作品。梓の部長としての奮闘が微笑ましい。新メンバーの面々とのやりとりも可笑しく楽しく読める。放課後ティータイムのメンバーを、出しすぎないようにする節度がなかなか良いかと思います。代が変わっても同じように、わかばガールズを見守る、さわ子先生のような視点で読んでしまった。梓が卒業しても軽音部は受け継がれていくんだと思う、きっと。
読了日:02月16日 著者:かきふらい
ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石 (MF文庫J)ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石 (MF文庫J)感想
久しぶりにシリーズを手に取ると、あまりの読みやすさにビックリする。それとルイズと才人のイチャイチャの書きようも上手くてニヤニヤしてしまう。まあ、18巻の積み重ねあってこのラブラブ場面があるわけだし、気持ちも入るか。それでいてこの巻もきっちりラブコメ展開に笑わされたし、エンターテイナーですな。主人公カップルの仲もほぼ固まる手前まできたし、いよいよ終盤に入ったという感慨がある。本編は残り4巻か。
読了日:02月16日 著者:ヤマグチ ノボル
けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)感想
最終巻。軽音部の活動よりは、受験勉強してる場面が多かった。卒業が近づくにつれ、残りページが減っていくのは流石に寂しい。しかしまあ、卒業式のあたりはあっさり気味だったね。アニメだともうちょっと盛り上げてたし、劇場版でも卒業パートがあったからそういう印象にもなるかー。でも漫画のサッパリ感も良いね。とにかくアニメでは慣れ親しんだけいおん!も原作漫画で読むと新鮮だったし、アニメの流れを思い出して懐かしい気持ちになった。時折、読み返したいと思います。
読了日:02月14日 著者:かきふらい
七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)七つの魔剣が支配するV (電撃文庫)感想
今回は作品の設定を深めつつ、主人公・オリバーの真の目的である復讐という本題も描いた巻。なのでこのシリーズ特有のダークさや重厚さがよく出た内容。復讐する側、復讐される側双方のドラマに掘り下げがあり、やりきれない感情が掻き立てられる。世界観や設定を作り込んでいるだけに、けっこう長めの魔法バトルにも臨場感があり、代償が大きい闘いになっただけに、どっしり重い読後感となった。この結果を受けて次巻はどうお話を紡ぎ出していくのか?いまのところ見当もつかない。
読了日:02月14日 著者:宇野 朴人
けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)感想
3巻も面白い。アニメと同じか問われればそうだし、別物かとなるとそういう読み方もできる。アニメを思い出す場面もあれば、漫画独自の面白さもあるからね。だいたい他愛もない話なんだけど、その他愛のない中になにか、かけがえのないものがあるように思う。あとこの手の4コマらしく季節の移り変わりが早いねー。梓がすぐ日焼けしてしまうのが可笑しい。
読了日:02月13日 著者:かきふらい
けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)感想
あずにゃんきたー!アニメでも後輩ができて皆が嬉しそうなのは憶えているけど、原作もそういう内容だね。軽音部ののんびりした雰囲気に梓がなかなか馴染めないとか、懐かしい流れ。放課後ティータイムってバンド名、あんないい加減な付け方してたんだとか、巻末で漫画がアニメ化のお知らせがあったり、今になってアニメから逆流して漫画を読んでる身としたら、なんとも不思議な気分になる。
読了日:02月12日 著者:かきふらい
けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)感想
けいおん!はアニメを全部観ていて、劇場版も観に行ったし心の血肉になっている作品だけど、原作漫画読んだことなく初めてページを繰った。当たり前だけど展開はアニメと同じ。4コマ漫画だからこその間合いやテンポ感が、楽しい。あと、漫画でも軽音部らしい練習してる場面があまりなくて、遊んでるなー。漫画だと音楽がないだけに余計に思ってしまう。まあ、こういう女の子だけがメインでゆるい日常が楽しい。そういう面白さを知ったのがアニメのけいおん!だったし、同様の楽しみ方が原作漫画で今出来ているのも、贅沢なことなんだろうな。
読了日:02月10日 著者:かきふらい
クロエの流儀(2) (ニチブンコミックス)クロエの流儀(2) (ニチブンコミックス)感想
1巻は反感を持ってしまったけれど、かなり時間が経って2巻を読んだら、こういう唐突に説教されるネタ漫画だという割り切りができてしまった。あともっとネットリ長い理屈をこね回す印象だったけど、そうでもなかったね。
読了日:02月10日 著者:今井 大輔
亜人(15) (アフタヌーンKC)亜人(15) (アフタヌーンKC)感想
いろいろ作戦を練っても、なかなか佐藤を追い詰めることが出来ないのがもどかしい。1対1で対峙しても佐藤には余裕がありそう。永井のIBMに異変が起こったが、これは切り札になったりするんだろうか?とにかく永井がまだ勝負を捨ててなさそうではある。
読了日:02月10日 著者:桜井 画門
亜人(14) (アフタヌーンKC)亜人(14) (アフタヌーンKC)感想
佐藤にしてやられるのが続いたが、今回の永井の作戦は成功するのか。各人物がそれぞれに行動して、なんとか間に合わせるのはドラマ的に盛り上がる。しかしこの巻では結果が出ず、次巻以降に持ち越し。
読了日:02月10日 著者:桜井 画門
亜人(13) (アフタヌーンKC)亜人(13) (アフタヌーンKC)感想
作中で起こっている事のステージが、上がってとんでもないことになってきた。完全に佐藤の思惑通りになってしまっている。ここから巻き返しの展開に持っていくのも大変と思うが、さてどうなっていくのか?
読了日:02月10日 著者:桜井 画門
亜人(12) (アフタヌーンKC)亜人(12) (アフタヌーンKC)感想
この巻の大方が佐藤の無双状態で、もの凄いスピードで読めた。また佐藤が実は何を狙っているのかが、まだまだハッキリせず気になる。永井が騒ぎの本拠地に侵入を始めたので、いずれ対決になってしまうのは必至っぽい。
読了日:02月10日 著者:桜井 画門
花唄の頃へ くらまし屋稼業 (時代小説文庫)花唄の頃へ くらまし屋稼業 (時代小説文庫)感想
今回はまたしても、くらまし屋だけでなく、裏稼業で生きる者たちが入り乱れる展開に。その上、ことの真相がなかなかハッキリせず、なんともミステリアスで緊張感が漂うお話になっている。いつ刺客が襲ってくるかわからないし、誰が刺客を雇っているのか?もちろん読み進むと見えてくるものはあるが、実はやりきれない話であり、なんとも苦いものが残った。シリーズ屈指のダークな巻。全体的に「掟」というテーマで一本、筋が通っているので深みがある。平九郎本人の家族の話は今回なかったので持ち越しか。とにかく早くも次作が楽しみになった。
読了日:02月08日 著者:今村翔吾
亜人(11) (アフタヌーンKC)亜人(11) (アフタヌーンKC)感想
大まかな展開はだいたいわかるのに、ちょっと先に何が起こるかが読めない。特に佐藤は何をしでかすやら、さっぱりわからないし実際、意表を突いてくる。見た目は地味で平凡なおっさんなのが逆に脅威的。ドラマとしてもシチュエーションとしても良い具合に暖まってきた。ここからがいよいよ面白くなりそうだ。
読了日:02月07日 著者:桜井 画門
亜人(10) (アフタヌーンKC)亜人(10) (アフタヌーンKC)感想
前巻までが激しい戦いだったので、今回はインターバル的な内容の巻。敵味方それぞれに自分の背負ったものと向き合い、次の戦いへと気持ちを切り替えてゆく。新たな総力戦がやってきそうで、またしても乱戦になってしまうのか?
読了日:02月07日 著者:桜井 画門
亜人(9) (アフタヌーンKC)亜人(9) (アフタヌーンKC)感想
フォージ安全ビルバトルはこの巻で、決着。一見、普通のオッサンにしか見えないの佐藤の戦闘上手なこと。頭を切り落とそうと芝刈り機持って追いかけてくるのが怖かった。あと高層ビル内だけでアクションしてたから印象が「ダイ・ハード」に近いような感じ。一冊がだんだん短く感じるようになってきたのはこの漫画にハマってきたということかな?次巻からはまた新展開になっていくと思う。
読了日:02月06日 著者:桜井 画門
サイコパスガール イン ヤクザランド 1 (オーバーラップ文庫)サイコパスガール イン ヤクザランド 1 (オーバーラップ文庫)感想
ライトノベルで「アウトレイジ」みたいなノリをやってみました、といった印象。口裂け女がヤクザを狩って殺しまくる内容の作品。発砲したり斬りつけたり拷問してみたり、血生臭い場面には事欠かないが、キャラクターの味付けが濃く、ライトノベルならではの立て方をしているのでポップな雰囲気がある。頻出するバイオレンスシーンの描写が振り切っているので、もはや爽快感すら感じた。タイトルに1とあるから、おそらくは2も出るだろうけれど、これ一冊でもまとまりがあるのも好感触。読み終わるとストレスがスーッと抜けていく感じがした。
読了日:02月06日 著者:木質
亜人(8) (アフタヌーンKC)亜人(8) (アフタヌーンKC)感想
高層ビルでの攻防戦が前巻から続いていて、まだ終わってない。絵的には銃器による撃ち合いが目立つが、相手の行動を読み合う頭脳戦でもある。単身攻め入ってくる佐藤の強さが圧倒的で、読ませる。死なない体を上手く使う戦闘センスも凄い。というわけでこの巻もあっという間に読めたが、戦いはいまだ終わらず。
読了日:02月05日 著者:桜井 画門
亜人(7) (アフタヌーンKC)亜人(7) (アフタヌーンKC)感想
今までほとんど語られてこなかった佐藤の過去パートが興味深かった。ちょっと前フリが長めだったが、後半は高層ビルを舞台にした攻防戦が始まり、どんどん面白くなってきた!と思ったら7巻終わり。シチュエーションが好みだと速く読めてしまう。次巻のアクションに期待だ。
読了日:02月05日 著者:桜井 画門
Dr.STONE 14 (ジャンプコミックス)Dr.STONE 14 (ジャンプコミックス)感想
新刊で久しぶりに読むと情報量が多く感じてしまい、圧倒された。ここしばらくの潜入作戦的な展開が面白かったが、今回は科学で何かを作り出したり、乗り切ったりする流れがポンポンときて、かなりワクワクした。冷静に考えるとシンプルな話でもあるのだけれど、知識をこうも散りばめられるとなんかスゲー!ってなっちゃうよね。次巻は真正面から決戦になるんかな?
読了日:02月04日 著者:Boichi
鬼滅の刃 19 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 19 (ジャンプコミックス)感想
全編、アクションシーンの連打。内容が長いようで、短かった。これだけ剣戟場面を詰めた上で、しっとりした情感が流れるのも効く。活劇だけ盛って展開が停滞していたりしないのが、魅力。この巻もドラマチックで面白いが、読み終えてすぐに飢えのように、次巻が読みたくなる。
読了日:02月04日 著者:吾峠 呼世晴
亜人(6) (アフタヌーンKC)亜人(6) (アフタヌーンKC)感想
永井の思いやりの欠ける言動や考え方は、亜人になった者、特有なのか?それともナチュラルにああいう性格なのか?ストーリーとしても掘り下げや風呂敷を広げる要素の強い巻。溜めにも入ってると思うので、炸裂するのを期待しながら読む。
読了日:02月03日 著者:桜井 画門
亜人(5) (アフタヌーンKC)亜人(5) (アフタヌーンKC)感想
かなり展開が激しくなってきたので、一気に読める。アクション描写が素晴らしいがそれだけでなく、駆け引きをする場面が主な登場人物にあって、なかなかスリリング。
読了日:02月03日 著者:桜井 画門
亜人(4) (アフタヌーンKC)亜人(4) (アフタヌーンKC)感想
亜人たちによるテロ攻撃が始まり、異様な臨場感とリアリティーを伴って展開するので、切迫したものがある。一方で主人公たる永井圭は田舎に居場所を見つけて潜伏。しかし彼もいつまでも穏やかな生活はできないと思うし、このあとも波乱の予感。
読了日:02月03日 著者:桜井 画門
亜人(3) (アフタヌーンKC)亜人(3) (アフタヌーンKC)感想
前巻の感想にも書いたけれど、大枠はほんとよくあるパターンなんよね、これ。しかし細部の展開で意表を突いてくるのが面白い。それにところどころで妙に違和感を感じるのも何かを秘めている感じがする。先が読めない上に、キレキレのアクションが乗っかって一気に読んだ。
読了日:02月03日 著者:桜井 画門
亜人(2) (アフタヌーンKC)亜人(2) (アフタヌーンKC)感想
人間以外の存在になってしまった主人公が、人間社会から阻害迫害され居場所がなくなるタイプのお話は、わりとよくあると思う。この作品の場合、主人公が普通の人生からいきなり転落してしまうし、逃避行もかなり早くに始まる。なのでスピード感があるし、謎の黒い幽霊の存在もあってミステリアス。展開がどこに向かっているのか、わからないのにテンポよく進むので乗せられる。この巻は拷問のような実験場面が多くて、痛そうだった。
読了日:02月02日 著者:桜井 画門
高校事変 V (角川文庫)高校事変 V (角川文庫)感想
シリーズ5巻まできたけど、質が下がったりネタ切れになるということもなく今回も面白い。優莉結衣の性格も少しずつ変化してきているようで、誰かを守ろうとしながら闘ったり、ワンマンアーミーなだけではない部分が増えてきた。それにお話の方も、これまでの巻で語られてきたことが、伏線になっていたり工夫を感じる。この巻だけでも意表を突く展開を仕込んでいたり、読者に対するサービス精神には感心した。毎度アクションシーンが多いしね。次巻は3月末発売で相変わらず刊行が早い。修学旅行編みたいで、どう話を広げていくのか今から楽しみだ。
読了日:02月02日 著者:松岡 圭祐

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