3月の読んだ本 まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数:30
読んだページ数:7069
ナイス数:3713

じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (15) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (15) (アクション・コミックス)感想
男女対抗で野球やったり、いろいろと楽しそうであるが後半のコケザルのエピソードが、ちょっと違う雰囲気。子供がヤクザに殴られているのを、チエや大人たちでなんとかしようとする話。皆いい加減なところがあるので大丈夫か?とは思ってしまう。特にテツは肝心な時にパチンコに夢中だったし。それでもやるときはやるになるのが良かった。ミツルは警官の制服脱いで喧嘩するのが、カッコいい。これでコケザルのひねくれた心にも潤いえばいいんだけど、難しいね。
読了日:03月31日 著者:はるき 悦巳
リトルプリンセス-小公女 新装版 (講談社青い鳥文庫 94-5)リトルプリンセス-小公女 新装版 (講談社青い鳥文庫 94-5)感想
露骨に意地悪な人が出てきて主人公を追い込むのが懐かしい感覚。金持ちの少女が小間使いまで堕ちて、また裕福な身分になるという話の振れ幅が物語的に面白いし、勧善懲悪的にもスッキリする展開がある。それ以上に心打つのは主人公セーラの生きる姿勢。高貴な魂を心に宿し、逆境には前向きな想像力で立ち向かう。哀れな人々に思いやりを忘れない。立場がどうあれセーラは一貫しているし、普遍的に大切なテーマを内包しているように感じた。ここに小公女が長く名作として読み続けられる理由があると思う。今後も読者を増やしていくことだろう。
読了日:03月30日 著者:バーネット
高校事変 VI (角川文庫)高校事変 VI (角川文庫)感想
修学旅行から話が始まるが、行き先がUSJだったのが、新型コロナウイルスの影響で沖縄に変更とか、時事ネタを盛り込むのが早い。優莉結衣が普通に旅行するわけはなく、離脱して沖縄遠征編といった内容に。その後はいつも以上のノンストップアクション。というか今回が一番派手じゃね?武装ヘリ・アパッチを撃墜したりタンクローリーを爆破したり。しかも科学的な豆知識で有り合わせのものを工夫して反撃ってのがリアリティーある。特にアパッチ撃墜は反目する妹・凛香と共闘するのが熱い。事件が一通り終わったあと、もう一山あってサービス満点。
読了日:03月30日 著者:松岡 圭祐
隠密同心と女盗賊 (コスミック・時代文庫)隠密同心と女盗賊 (コスミック・時代文庫)感想
町方同心の影浦善朗と妻・おし乃。誰もが羨むお似合いのおしどり夫婦である。しかし影浦の実態は北町奉行直下の隠密で、おし乃の本性は女盗賊でお互いに敵対する立場。しかも夫婦は互いの裏の顔をまったく知らないという、ユーモアミステリのような設定を、時代小説でやってるのが面白い。艶っぽい場面が多く、お色気の要素もかなり盛ってある。軽快なテンポで読みやすく、起こる事件も夫婦互いの正体が、バレかねない状況に陥るのでけっこうハラハラする。また一種のコメディーとして読めるので、可笑しみがあった。良かったので続刊も読んでいく。
読了日:03月27日 著者:新美 健
プロペラオペラ (2) (ガガガ文庫)プロペラオペラ (2) (ガガガ文庫)感想
1巻も本が厚めだったけど、2巻はさらに厚くなってる。とはいえ読みだしたら一気だった。飛空士シリーズのときから思っていたけど、犬村氏の日常場面でのコメディーセンスは独特なものがありますね。平常時は楽しげなだけに戦闘シーンの緊迫感がグッと上がる。今回もメカデザインが載っているのが効果的で、戦闘が脳内でビジュアライズされて読めた。衝角攻撃が熱い。迫真の描写で楽しんで読めた。イザヤとクロトの関係を見守るような気持ちになる場面もあって、その意味でも良かった。最後に巨大戦艦での新生活を示唆して終わったので、次に期待。
読了日:03月24日 著者:犬村 小六
「宇宙戦艦ヤマト」の真実 (祥伝社新書)「宇宙戦艦ヤマト」の真実 (祥伝社新書)感想
SF設定や舞台設定をしていた著者が考えた原案が、今の目で見ても練られていて面白い。しかしその原案通りにガチなSFアニメを作っていたとして、宇宙戦艦ヤマトほどヒットはしたかどうか。松本零士や他のクリエイターあっての成功なのだが、プロデューサー西崎義展のクリエイターを大事にしない姿勢が凄まじく、怒りを抑えて書いているだけ酷さがよけいに伝わる。報酬が少なく支払いが悪く、傲慢になっていく。なのに人たらしでもあるという矛盾。憤懣を吐きながらプロデューサーの資質は褒める複雑な著者の心境に、なんともいえない趣がある。
読了日:03月24日 著者:豊田有恒
リンカーン    アメリカを変えた大統領 (角川つばさ文庫)リンカーン アメリカを変えた大統領 (角川つばさ文庫)感想
リンカーンという人は当然知ってはいたが、どういう人生を歩んだ人かは知らなかったので興味深く、面白く読んだ。生まれも貧しく教育もきちんと受けていたわけでもないなど、まずリンカーンの私生活に驚く。母や姉、婚約者、我が子まで病気で亡くしていたことに関しては気の毒で心が痛む。精神を病んでしまうのもわかる。一方で、大統領に上り詰めるバイタリティーを持ち合わせる不思議さ。後半は戦争と政治の話が多くなり複雑になってくるが、児童書ならではの噛み砕いた描きようがわかりやすい。有名な演説もそこに至る過程がわかると深みが出る。
読了日:03月19日 著者: 
銀河鉄道の夜を越えて: 月とライカと吸血姫 星町編 (ガガガ文庫)銀河鉄道の夜を越えて: 月とライカと吸血姫 星町編 (ガガガ文庫)感想
「月とライカと吸血鬼」シリーズのスピンオフ。共和国も連合国も出てこないし、宇宙開発場面もない。極東の島国に住む高校2年生の少女のお話。彼女が宇宙を旅する列車に乗り星巡りする話で、幻想的でロマンがある。会話中心に展開していくのは元が声劇のためっぽい。声劇のシナリオも収録なので比較できて興味深い。シリーズの幅を広げる作品になっていて面白く読めた。本編シリーズとのリンクはあるものの、単体でも読める内容。この本から逆に本編シリーズに入っていくのもありかもね。本編の続きが気になるので次回は本編6巻で、お願いします。
読了日:03月19日 著者:牧野 圭祐
コヨーテの翼コヨーテの翼感想
帯に「五十嵐版ジャッカルの日」とあるし明らかなオマージュ作品。ただしフォーサイスのような迫真のドキュメントタッチや、圧倒的なリアリズムを期待するのは違うと思う。作風が別物だと思うし、目標を狙う暗殺者と阻止する側の対決がある、ぐらいに思って読むと展開が軽快で面白い。2020年のオリンピック開会式で総理大臣を暗殺、というコヨーテの目的がタイムリー。ディテールの掘り下げがある上に、タイムリミットサスペンス的に進行するので、かなり早く読めた。終盤は二転三転するが、そこに至るまでの伏線を張ってたことに感心する。
読了日:03月17日 著者:五十嵐 貴久
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (14) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (14) (アクション・コミックス)感想
アニメを1期しか見ていないので、1期最終回以降の後日談として面白かった。アルバム周辺の話はテツやヨシ江さんの若き頃が、垣間見えて興味深い。テツがヤクザ監禁して殴り回してた件はほとんど犯罪じゃね?それが当のヤクザの組にテツが感謝される結果になったり、ほんとどうなるかわからんもんだ。
読了日:03月16日 著者:はるき 悦巳
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい2 (MF文庫J)やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい2 (MF文庫J)感想
この巻はたった二人の森林平定戦ということで、これから続いていくであろうシリーズの中では、まだ小規模な戦いと思われる。が、この作品特有の設定やそれゆえの語り口が気分を出していて読ませる。物語としても段階を踏まえてステージが上がっていくようで、丁寧さも感じた。ドラマとしても主人公が軍師の片鱗を表し始める展開でもあるし、一方で大軍師になるには不向きな性格の一面を見せた内容ともいえる。そのへん、ガーディという人物がどう折り合いをつけていくのか?そこも今後の読みどころであろう。独特の読み心地もあって面白い。
読了日:03月16日 著者:芝村 裕吏
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (17) (ガンガンコミックスONLINE)私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (17) (ガンガンコミックスONLINE)感想
この漫画、最初の巻読んだときはすぐ終わると思ってたけど、もう17巻突入。登場人物が増えたがそれぞれの個性が立っているので、それぞれの絡みが面白い。作中では季節が夏なんだな。わりと勉強している場面が多かった。いよいよ高校3年生の夏休み。次巻は合宿巻ということで、発売の7月を楽しみにしておこう、もこっちがコンビニで男性向け週刊誌読んでる場面も可笑しかった。よりによってあんな記事、気合入れて読むんかよ。
読了日:03月15日 著者:谷川ニコ
ゆるキャン△ 10 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)ゆるキャン△ 10 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
アニメでへやキャン△を見て、実写ドラマも見て、さらに新刊を楽しむ。ということで、今回も内容に和んだ。特に大井川流域の吊り橋めぐりが旅情あってとても良い。作中世界でも春が近くなって、暖かくなってきているので気持ちがシンクロする。毎度のことだけど、美味しそうな食べ物が出てきて美味しそうに食べるので、読んでいてお腹が空いてしまう。バイクでツーリングしたくなったり、サウナに行きたくなったり、作中でやってること真似したくなるのも相変わらず。
読了日:03月13日 著者:あfろ
子連れ狼 9子連れ狼 9感想
毎度、話の切り出し方が上手くスルスルと読める。はっきり柳生烈堂が拝一刀と対立しだす展開もある。この巻から柳生との闘いが激化していくんだろうか?
読了日:03月11日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
時代劇入門 (角川新書)時代劇入門 (角川新書)感想
シンプルなタイトルと、厚めな本の存在感がなかなか良い。時代劇って「古臭くてワンパターン」なイメージを、払拭しようという著者の意志が強く感じられる。文中たとえ話的に映画やドラマのタイトルや内容を、散りばめて書かれてあったりする。少しでも面白い作品を知ってもらう意図であろう。第二部の時代劇の歩み、が特に参考になった。他の部でもヒーロー像や役者、監督にまで触れていて読み応えがある。同著者「なぜ時代劇は滅びるのか」と表裏一体の内容。チャンバラ演出の極意を、ガンダムの富野監督にインタビューで聞くのも意表を突かれる。
読了日:03月11日 著者:春日 太一
ダーウィンズゲーム 1 (少年チャンピオン・コミックス)ダーウィンズゲーム 1 (少年チャンピオン・コミックス)感想
タイトルから予想したのとまったく違う内容だった。これってデスゲームもの?ゲームやってるつもりが本当に殺し合いをさせられる、ってわりとありそうなネタだけど、リアルなシチュエーションで異変が起こって臨場感があったり、次々とピンチが積み重なっていくのでかなり面白く読めた。このテンションが続くといいね。
読了日:03月10日 著者:FLIPFLOPs
戦国の姫城主 井伊直虎 (角川つばさ文庫)戦国の姫城主 井伊直虎 (角川つばさ文庫)感想
児童書レーベルなので軽く読んでしまうつもりだったが、中身はコンパクトながらも堂々たる歴史小説に仕上がっていた。女性の人生が道具として扱われる時代に、翻弄されながらも自身の生き方を貫き、守るべきものを守ろうとする姿勢には感服する。特にまどか(井伊直虎)の心理や行動はよく描けており、児童書特有のスピード感もあって一気に読めた。展開が早いのでよりドラマティックな印象が残る。というわけで予想以上の読み応えがあって、とても面白かった。あとがきから伝わる、著者の誠実さにも大変好感を感じる。
読了日:03月10日 著者:越水 利江子
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (13) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (13) (アクション・コミックス)感想
お好み焼き屋のおっちゃんのメンタルが安定しない巻で、読んでいて心配になったが、結果的にまあ良い方向に事が落ち着いて良かった。んで今回は久々の大喧嘩があってめちゃ楽しかった。猫は猫で対決があるし、人間は人間でテツ対応援団長の闘いが。んでTVアニメ1期もここまでだったなー。このあとの話はまったく知らんので、その意味でもこれからを読んでいくのが楽しみ。
読了日:03月10日 著者:はるき 悦巳
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (MF文庫J)やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい (MF文庫J)感想
第1巻なのでほんの出だしの展開ではあるものの、語り口と設定に独特の味わいがある。あとがきによると「明治時代に翻訳された海外のファンタジー作品をさらに現代日本語でリライトした形でやって」いるそうだ。ところどころ古風な日本語が出てくるのは、面白い効果。簡易で丁寧な文体ではあるが歴史書を紐解いているような、ものものしさがあって興が乗る。といった調子で、まずはコンセプトを楽しんだ感じ。いまのところ主人公に大軍師らしさは見えないけれど、ここをスタートにどう成長していくかが、次巻以降の読みどころになりそう。
読了日:03月10日 著者:芝村 裕吏
ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~ (てんとう虫コミックススペシャル)ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~ (てんとう虫コミックススペシャル)感想
チーフアシスタントだった著者の視点から描かれる藤子・F・不二雄先生像。手塚治虫先生だと、面白い逸話が残っていたり、とんでもないエピソードが語られた本や漫画がけっこうあるけど藤子プロは?そういう疑問に答えてくれる一冊。藤子先生のアシスタントになる憧れは、私も子供の頃持っていたので、著者の立場に気持ちが入りやすい。弟子に対する指事や気遣いがしっかりした人だったんだなあ。自作を見せたら原稿にアドバイスが、びっしり書かれて返ってくるなど素晴らしいですな。多少、師匠贔屓で描いている部分はあるだろうけど、面白かった。
読了日:03月06日 著者:むぎわら しんたろう
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (12) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (12) (アクション・コミックス)感想
地獄組のボスは、レイモンド飛田って名前だったんか。濃いネーミングだこと。んでそのレイモンド飛田が市会議員候補って、発想ちょっとおかしいだろ。まあ落ちたからいいものの、通ってたらどうなるか?も興味がなくもない。お好み焼き屋のおっちゃんが実の息子と会う展開はしんみりしちゃうな。この巻でははっきりした答えはでてないけれど、救われる結果になってほしい。あとアニメになってないエピソードが増えてきたな。でも私はアニメの2期は見てないから、2期の方で映像化された話もあるかも、だ。
読了日:03月06日 著者:はるき 悦巳
子連れ狼 8子連れ狼 8感想
この巻は刺客との対決が多くより血なまぐさい。また刺客の依頼人のドラマにしても、拝一刀に斬ってもらったところで、悲願がかなうわけでもない展開もある。というか今までの巻数読んできて、なんらかの幸せを掴んだ人っていないしね。無情な漫画だ。面白いことは面白いけど。
読了日:03月05日 著者:小島 剛夕,小池 一夫
約束のネバーランド 18 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 18 (ジャンプコミックス)感想
いろいろ事態が深刻な状況であったが、そこから一筋の光明を見いだすのが少年漫画らしい。というかだいぶ展開に大詰め感が出てきた。巻末の次巻予告を見ると、これまた面白そうな展開。最終決戦開始ともあるので、それも気になる。
読了日:03月05日 著者:出水 ぽすか
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 3 (ヤングアニマルコミックス)キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 3 (ヤングアニマルコミックス)感想
原作で読んだ記憶がこの巻のあたりが、あやふやだったんで漫画で補完出来て良かった。単純に単体の漫画としてもバトルシーンの迫力、繊細な描写、ラブコメ的展開の楽しさなど、面白いと思う。これを機会に原作小説も追い追い続きを読んでいければ、と考えているところ。
読了日:03月05日 著者:okama
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 2 (ヤングアニマルコミックス)キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 2 (ヤングアニマルコミックス)感想
2巻までで原作の1巻ぶんといったところ。イスカとアリスが知らず知らずのうちにイチャイチャしちゃってるところが微笑ましい。それだけじゃなくて、2人が戦よりもお互いの国が和平することを、望んでいるところがポイント。男女として近づいただけでなく、高い理想が共鳴しているところに感銘するし希望も感じた。もちろん過酷な運命を2人は背負うことになるが、その先に明るい未来が待っている気がする。
読了日:03月05日 著者:okama
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 1 (ヤングアニマルコミックス)キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 1 (ヤングアニマルコミックス)感想
再読。これ原作シリーズ途中でどこまで読んだか、とか展開を忘れちゃってるので再読を兼ねて、また読む。バトルシーンが多いのに描写が繊細、というのは原作を良く再現してるんじゃないかな?あと設定部分も読んで思い出してきたし、なかなか凝ってますな。お互い敵なのになぜか鉢合わせして両者が惹かれ合っていく展開はこれからだな。
読了日:03月04日 著者:okama
男子高校生の日常アンソロジー (ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常アンソロジー (ガンガンコミックスONLINE)感想
巻頭カラーページにある、椿いづみのイラストがキラキラしてて良い。りんごちゃんも本家と違った可愛さがある。各作品、わりと雰囲気は出してるけど、原作の脱力感って出すのが難しいみたいね。そういう意味では山内泰延のオリジナルのほうが、どうしても面白い。りんごちゃんとタダクニの妹登場率高し。たぶん、文学少女も同じぐらい人気あるんだろうけど、出しづらいのかな?
読了日:03月04日 著者:スクウェア・エニックス編
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (11) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (11) (アクション・コミックス)感想
今回はラグビーの試合がメインですな。テツたちのチームの相手が警官というだけで試合前からすでに面白い。そりゃまともな試合にはならんじゃろ。またテツが変に人間関係を混ぜっ返すもので妙に因縁が渦巻きだすのも可笑しいし、期待感盛り上がる。んで試合のパートもラグビーのルール知らんけどかなり楽しんだ。どうせテツのチームはラグビーのルール、ぜんぜん守ってへんやろし。そのあとの警察の部長がヨシ江さんに片思いするエピソードは切ないね。番外編のアントニオジュニアの過去話も良かった。そういう理由であのスカーフ巻いてるのね。
読了日:03月04日 著者:はるき 悦巳
じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (10) (アクション・コミックス)じゃりン子チエ―チエちゃん奮戦記 (10) (アクション・コミックス)感想
エピソードが豊富なのでかなり読んでる気がするけど、やっと10巻なのな。レギュラーメンバー多いし、それぞれの話があるからいろんな角度から楽しめるし。テツがお婆に喧嘩で勝って、テツ本人がかえって苦悩したりするのが、面白かった。担任の先生の恋人が出てきたり多少人間関係にも変化が出てきた感じがした。
読了日:03月03日 著者:はるき 悦巳
謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫)謀略の都(下) 1919年三部作 1 (講談社文庫)感想
下巻になると上巻以上に人物が入り乱れるし、必ずしも信用できる相手がほとんどいないので、より謀略小説の味わいが濃くなってきた。読んでいて多少混乱はしたが、登場人物表を何度も見て乗り切る。主人公・マックスがそんな中、翻弄されるだけではなく、アグレッシブに行動。なので巻き込まれ型サスペンス風だったお話が、だんだんと冒険小説的な要素を帯びてくる。事件そのものは、この第一部ではほとんど解決しないので、そのへんの展開は次巻以降持ち越しか。
読了日:03月03日 著者:ロバート・ゴダード

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