4月の観たDVD まとめ

4月の鑑賞メーター
観たビデオの数：3本
観た鑑賞時間：275分

イコライザー(アンレイテッド・バージョン) [DVD]
現代版必殺仕事人映画ながらも主人公の人物描写を丁寧に掘り込み、デンゼル・ワシントンの演技力もあってジャンル映画を超えた重厚さがある。小さい事件を解決していく連続ドラマ的な展開と、個人対犯罪組織の対決という大枠を両立させたストーリーが上手い。アクションメインの作品ではあっても、時にアクションシーンを大胆に省略して逆に凄みを出すのはなかなかの高等テクニック。しかも犯罪組織壊滅までやり切るとは！あまりにハッピーエンドすぎるのはどうかとは思うけれども。出番少ないがクロエ・モレッツのプニプニな娼婦役がセクシー。
鑑賞日：04月12日 監督：アントワーン・フークア
A KITE〜INTERNATIONALバージョン〜 ディレクターズカット完全版 [DVD]
抑えた物静かなトーンから炸裂するバイオレンス、この緩急が素晴らしく見入ってしまう。またアクションシーンの切れ、センスが抜群で明らかに低予算な作品ながらも豪華なアニメを見た印象。もともとアダルトアニメとして作られたのもプラスに作用したようで、陰湿なムードと過激な描写が独特の味わい。ラストの無常さもノワール感あって良し。もう少しドラマがあれば言うことはないが50分の尺では無理な話。これはこれで濃縮したエッセンスとして楽しみたい。ハリウッドリメイク版も気になるが予告を見る限り雰囲気が違う気がする。
鑑賞日：04月12日 監督：梅津泰臣
サプライズ [DVD]
演出は凡庸、序盤でコケおどし的にびっくりさせにくるのはジャンル映画の定番通り。が、それゆえに殺人鬼集団にか弱いはずのヒロインがサバイバル術を駆使して大反撃という後半の展開が生きまくり。この捻りが決まっているのと94分という尺の短さでけっこう楽しめた。ことの真相は無茶苦茶だし冷静に考えれば粗だらけな内容ではあるけれど、ミキサーで脳天破壊しまくるヒロインの容赦の無さがキレキレに良かったので細かいことはどうでも良くなった。何度も鑑賞に耐えうる作品じゃないとは思うけどね。
鑑賞日：04月01日 監督：アダム・ウィンガード

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