アパルーサの決闘

アパルーサの決闘 特別版 [DVD]

アパルーサの決闘 特別版 [DVD]

保安官ヴァージル・コールと相棒のエヴェレット・ヒッチ。二人の仕事は素早く銃を抜き、敵を撃ち、弾倉を空にしたら即座に弾を込め直すこと。情けは無用。感情を交えれば死を招く。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で仇同士を演じたエド・ハリス(製作/監督/脚本も務める)とヴィゴ・モーテンセンが、熱い男の友情を見せるハードボイルドな西部劇。原作はロバート・B・パーカーの同名小説。新たに町に着任したコールとヒッチ。目的は人殺しランドール・ブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)に正義の裁きを下すこと。そんな彼らの許にある日、謎の女が現れる。レネー・ゼルウィガー扮する女が持っていたのは、わずか1ドルの金としたたかな心。彼女との出会いが男の鋼鉄の心を狂わせ、そしてアパルーサという名の町に血が流される。


ボテボテの凡作。冒頭と音楽は黄金期の西部劇を思わせるところがあって、おっと
思ったんだけどね。デティールだけは丁寧なんだが全体に淡々として起伏がない。
最悪なのはゼルウィガーのミスキャスト。一見淑女に見えて実は男を乗り換えまくる
女の役つーても魅力のないサイテー女ってだけ。ここは根性歪んでても惑わされる
ほどの美貌を持った女優キャスティングしろよ。そんな女に振り回されてる西部男も
どんなもんよ。一気に話が浅くなったぞ。これで銃撃戦や決闘の場面にキレがあれば
まだ見れるのにヌルいし、そこにいたるまでの緊張感が欠けている。
いくらでも骨太で力強い西部劇に出来そうな話を、神経質でイライラするスカっと
しない感じで見せられちゃったなー。残念な出来です。