まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

「まおゆう」の第2巻が早くも登場! 話題沸騰の「まおゆう」。 書籍化にあたりトップクリエーターが集結し、「もっと面白く、もっと読みやすく、もっとわかりやすく」を合言葉に、総監修、桝田省治氏の指揮のもと「まおゆう」の魅力を最大限に引き出しました! 著者の橙乃ままれ氏自身による加筆修正でさらに面白く、文章が横組から縦組になってさらに読みやすく、水玉螢之丞氏のキャラクター原案とtoi8氏のイラストで登場人物たちがさらに輝き、山北篤氏・細江ひろみ氏による脚注で、経済用語や難しい単語もわかりやすくなりました。 さらに、SF界の重鎮、笹本祐一氏、新城カズマ氏による対談を付録として収録! おふたりが鋭く「まおゆう」の世界を斬り込みます。


内容(「BOOK」データベースより)

魔王、魔界の族長たちを緊急招集。モテモテ勇者になんと第三の女。青年商人が仕掛けるマネー戦争、もうひとつの戦い。ついに中央vs南部開戦か!?大ピンチに新たなヒーロー登場。

1巻で目立たなかったサブキャラが一気に覚醒して行動しだし、壮大な群像劇として
物語がうねりを見せ始めた。前巻はまだ魔王と勇者2人がメインだったので比較的に
読みやすかったがこれだけ舞台の規模、多彩な人物が出てきて圧倒的情報量があると
独特の戯曲形式の文章はちょっとしんどく途中物語から振り落とされそうになった。
次巻以降まだまだ話が大きくなると思うので適当に読み返し文体に慣れておこう。
にしても根本のストーリーは太さを増してたいへん面白い。役柄名しかないキャラが
血肉を持って立ち上がる様が感動的な一方、温泉でのラブコメがまた楽しい。一気に
魔王を窮地に立たせての引きは3巻が待ち遠しくなる。