ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2

「あんな男は見たことがなかった。銀色の腕が、まるで冬の月のように冴え冴えと輝いている」―。剣と魔法の大陸で、若き特殊部隊員リョウトは、大使館の駐在武官としてエルフの恋人フランカと幸せな日々を送っていた。しかしそんな彼に新たな任務が下る。軍事強国マルランダに、選び抜かれた精鋭とともに正体を隠して潜入、独裁政治を行う邪悪な女王を倒すという非正規作戦だ。新たな仲間、そしてリョウトたちの前に立ちはだかる伝説の傭兵―「銀碗のコルテス」。ロマンスと暴力のファンタジー、第2巻。

シリーズ2作目。
異世界ファンタジーを舞台にしたコマンドものと思っていたら大規模な合戦場面が冒頭
と終盤にあり驚いた。バイオレンスやエロチシズム描写も濃くなり本自体も1巻目と
くらべて分厚くなっている。いくつか回収されていない伏線があるし作品にまだ力を
抑えてる様子が感じられたので今後のスケールアップを期待していいかもしれない。