齋藤智裕の「KAGEROU」読んでみた。

KAGEROU

KAGEROU

第5回ポプラ社小説大賞受賞作。『KAGEROU』――儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。

雑で下手糞な拙い小説で金取って売るってレベルじゃーねぇだろ!これ。
まあ丸善で全部読んで帰ってきたから買ったわけじゃねぇけどな。文字の間隔スカスカ
なので一冊読みきれてしまったんだわ。先入観無しで普通にひどい出来だ。そもそも
大賞受賞のニュースではじめて水嶋ヒロの名前知ったぐらいなもんで俳優の人が小説
書いた、という以上の先入観を持ちようがない。主人公がおっさんだとしても、
どうしょうもない親父ギャグを言わせるのは一体何のつもりなんだ?
煙草は吸いません、すいませんやらバチがバチッと当たる。ヘブンなだけにたぶん。
まさかマッカーサー。おれが考えたわけでもないのに書いてるだけで恥ずかしいぞ。
これ本当に20代の人が書いたんか?ギャグ言った後になんちゃってー、とか。
ゴーストライターが書いたとか勘ぐりたいわけじゃなくて主人公の親父ギャグ以外も
全体的に小説として比喩とか変に親父臭がプンプンしていて、結局おっさんくさー、
としか印象が頭に残っていない。