12月の読んだ本 まとめ

12月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2734ページ
ナイス数:497ナイス

武装神姫 LOST DAYS (ガガガ文庫)武装神姫 LOST DAYS (ガガガ文庫)
人気アクションフィギュアの小説化らしいが元を全く知らんでも戸惑うことなく読めた。著者の作品はデビュー作以来だが文章がすっきりして読みやすくなっている。しかしあんまりすっきりしすぎも考えものでもっと近未来の世界観を書き込んでもよいのでは。ハードボイルド小説的バディ物の警察小説的味わいがあるが会話や人物にユーモアや膨らみがあればプロットが一ひねりあって抜群に良いだけにもっと重みが出てラストにも深い感慨が出たように思う。欲を言ってしまったけれど楽しく読みました。でも話が良いのでもっと高みを期待してしまう。
読了日:12月21日 著者:陸 凡鳥
本の雑誌343号本の雑誌343号
ベストテン関連をざっと流し読み。今年も一年あんまり読書量が伸びなかったなあとか考えてしまったり。年末か年始にはそれなりに重厚な本でもがっつり読んで勢いつけるといたしましょう。
読了日:12月21日 著者:
召抱<奥右筆秘帳> (講談社文庫)召抱<奥右筆秘帳> (講談社文庫)
静的な展開だった前巻から一気に動へ。今回も充実して面白いがシリーズは九巻を迎えてもまだ終わらず。また新たな風呂敷が広がりそうだ。もう数巻続くか?作品の長期化はいいが一冊一冊が薄まることなく密度を保ったまま終着点にたどり着くことを願う。
読了日:12月20日 著者:上田 秀人
おすすめ文庫王国2012 (本の雑誌増刊)おすすめ文庫王国2012 (本の雑誌増刊)
文庫だけでも積読がたまりすぎでガイドを買っている場合じゃないのだがとりあえず参考として。
読了日:12月19日 著者:
黒澤明と「七人の侍」 (朝日文庫)黒澤明と「七人の侍」 (朝日文庫)
期待したほど目新しい事実があんまりなかったな。もともとの映画が逸話を語られすぎなせいもあるかもだがドキュメントを読んでいるというよりはリプレイを読んだような感じ。
読了日:12月15日 著者:都築 政昭
魔法科高校の劣等生〈2〉入学編(下) (電撃文庫)魔法科高校の劣等生〈2〉入学編(下) (電撃文庫)
前巻から間があいて読んだのでまた癖のある文章に慣れるのがちと厄介な上、なかなか話が動かないのには少しまいった。後半からそれなりのドラマがあり読めるようにはなったがここまでの2冊は長めのプロローグと見るべき内容だったようだ。設定の説明が長いのはもうこういう作風だと割り切りは出来たがもっと勢いがあればノリやすいんだかなあ。それもあとの展開次第で出てくるのだろうか?
読了日:12月14日 著者:佐島 勤
辻斬り牡丹-娘同心七変化 (廣済堂文庫)辻斬り牡丹-娘同心七変化 (廣済堂文庫)
軽快。捕物帳というよりは軽ハードボイルド的味わいがある。男装娘同心が主人公なのもポイント高い。ただ主役の美鈴をサブキャラのお千が食ってしまった感じなので更なる活躍は続編に期待しよう。
読了日:12月13日 著者:鳴海 丈
このミステリーがすごい! 2012年版このミステリーがすごい! 2012年版
国内海外両方のベスト20の中で読んだのはウィンズロウのサトリのみ。ベスト20以下なら読んだ作品もちらほらあった。長い間ミステリーを軸に読書してないので仕方ないか。国内一位のジェノサイドは積読であるので年末か年始にでも読むかな。
読了日:12月12日 著者:
進撃の巨人(6) (講談社コミックス)進撃の巨人(6) (講談社コミックス)
怪物に追い回されて逃げるだけの巻だが映画のターミネーター的迫力があったし、追ってくるのが巨人だわ狂暴に見えて知的な行動をとるわ容赦なく人は挽き肉になるわでかなり恐い。何気に毎巻いい引きで終わりますなー。
読了日:12月10日 著者:諫山 創
マルドゥック・スクランブル(6) (講談社コミックス)マルドゥック・スクランブル(6) (講談社コミックス)
見事。原作よりは幾分コンパクトにはなったもののアレンジが素晴らしくカジノパート終了。とりわけアシュレイとのブラックジャック戦は喉の乾きすら感じヒリヒリした。バロットの成長を描く意味ではある瞬間原作を凌駕しているのではないか。次巻からいよいよ全編のラストスパート。もうコミカライズとしてでなく大今作品として完結が楽しみだ。
読了日:12月10日 著者:大今 良時
ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
今回の内容もなかなかに濃かった。止める女を振りきって戦いに赴く男、みたいな任侠映画的展開を堂々と今どきやられるとむしろ感動してしまう。その戦いが半額弁当争奪ってのがまたアホっぽいがカッコイイ。
読了日:12月08日 著者:アサウラ
ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(7) (アフタヌーンKC)
これからものすごく面白い展開になっていきそうな予感だが次巻が出るのはいつになるやら。マケドニア将棋をやってみたくなったので限定版を買えばよかったかな、とは思うがよく考えたら打つ相手がいない。
読了日:12月08日 著者:岩明 均
いま本当におもしろい時代小説ベスト100 (洋泉社MOOK)いま本当におもしろい時代小説ベスト100 (洋泉社MOOK)
なかなかにバランスの良いブックガイド。文庫書き下ろしシリーズの紹介やベテラン作家の作品群のパートも充実。佐伯泰英については4ページでコンパクトに扱っているのもありがたい。佐伯泰英はこれまでの時代小説ガイドでもさんざん取り上げられてきたし単体のガイドブックもあるのでいいんでないかと。時代小説も読者数はそうとういると思うのでこのミスやこのラノみたいなお祭り企画があればいいのになー。
読了日:12月08日 著者:河田昌東

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
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