1月の読んだ本 まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2874ページ

キング・コングキング・コング
再読。ピーター・ジャクソンキング・コングのノベライズのように刊行されていてそう読むと首を傾げざるをえない。飽くまでも田中芳樹キング・コングとして読むべきだろう。簡潔でよく書けている。寺田克也の装画がダイナミックだ。
読了日:01月29日 著者:田中 芳樹
偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)
この巻は全編ハヤトのエピソード。石川版のゲッターロボを破壊しているようでちゃんとリスペクトがある。名台詞や場面をここぞという時に引用していたり魔王鬼編のアレンジは徹底したドリル戦でたまらない。やっぱドリルは男のロマンだ。もともと石川ゲッターもTVアニメの大胆なアレンジだし原作クラッシャーだった石川賢に立ち向かうならここまで世界観を破壊しかねないエネルギーがあることは大歓迎だ。
読了日:01月29日 著者:西川 秀明
エンドブレイカー! 真の終焉へ導く者 (朝日ノベルズ)エンドブレイカー! 真の終焉へ導く者 (朝日ノベルズ)
なつかしき二昔ぐらい前のジュブナイルの味わいが濃いライトノベル。原作のゲームはよく知らないが単体で十分に読める。特に世界観がよく書けている上に生き生きした主人公、不幸な運命は人の意志で変えていけるんだという力強いテーマが全編貫かれていて爽やかな印象を残す。
読了日:01月29日 著者:藤澤さなえ
暗闇坂―五城組裏三家秘帖 (二見時代小説文庫)暗闇坂―五城組裏三家秘帖 (二見時代小説文庫)
濃密で描写に潤いがあり推理小説的趣向が上手く使われた作品。読み終えて見るとタイトルの暗闇坂の意味がよくわかる。チャンバラはむしろ少ないが全編に張りつめたサスペンスがありそれを感じさせない。
読了日:01月28日 著者:武田 櫂太郎
コップクラフト 3 (ガガガ文庫)コップクラフト 3 (ガガガ文庫)
設定良しキャラ良し文章良しで死角のない好シリーズ。今回は話のスケールが抑えめなぶん奥行きあるハードボイルドな味わいが濃くなった。
読了日:01月26日 著者:賀東 招二
天下泰平、まかり通る (徳間文庫 や)天下泰平、まかり通る (徳間文庫 や)
これ一冊でもまとまりがあって読めるが見せ場が少なめな感じがある。しかしシリーズ化前提の主人公登場編としてならなかなかのオープニングなのでぜひ続刊をのぞむ。
読了日:01月24日 著者:柳 蒼二郎
月光条例 12 (少年サンデーコミックス)月光条例 12 (少年サンデーコミックス)
少し遅くはあったがいよいよ作者が本領を発揮しはじめた感がある。特にこの巻の昔話のアレンジは哀切で突き刺さる。
読了日:01月19日 著者:藤田 和日郎
とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)
壮大に広げた風呂敷を丁寧に折り畳む美しいエピローグ。ロマンと余韻ので残る理想的閉幕を迎えた。
読了日:01月19日 著者:犬村 小六
伏 贋作・里見八犬伝伏 贋作・里見八犬伝
陰性でアングラ臭が漂っているのが影たちの物語らしさが出ていて良い。カオスなムードを装丁やイラストレーションが上手く醸しだしている。
読了日:01月17日 著者:桜庭 一樹
マルドゥック・スクランブル(4) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(4) (少年マガジンコミックス)
順調にカジノ編手前まできた。この後のギャンブル戦がストーリーとしても作品としても越えるべき山だろう。
読了日:01月10日 著者:大今 良時
斬り介とジョニー四百九十九人斬り (KCデラックス)斬り介とジョニー四百九十九人斬り (KCデラックス)
斬りまくる殺戮の快感とスピード感。
読了日:01月10日 著者:榎本 俊二
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
小説を読む醍醐味、ではない。物語そのものを読む醍醐味がここにある。
読了日:01月06日 著者:橙乃 ままれ

読書メーター

まあ正月ボケしてたわりには読めたほうだろう。