マルドゥック・スクランブル(4)

マルドゥック・スクランブル(4) (講談社コミックス)

マルドゥック・スクランブル(4) (講談社コミックス)

なんで私なの? 身寄りのない少女・バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男・シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた。ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる!!バロットとウフコックは、ボイルドとの死闘から危うく救出される。しかし、力に溺れ暴走したバロットは、ウフコックを濫用し、ズタズタに傷付つけてしまう‥‥。自らの犯した過ちに絶望する彼女が目覚めた先は“楽園”。束の間訪れた平穏な時間を過ごすバロットにまたも刺客の影が迫り来る!!

4巻目に入っても快調に読ませるし、アニメ版とはストーリーが同じでもまったく別の
作品と思わせるほど、原作を自家薬籠中のものしているのが素晴らしい。
残酷描写の合間にぶっとんだ台詞回しでギャグをいれてくるのにも余裕を感じる。
巻末の番外編がまた好短編だった。ようやくカジノ編の手前まできて終了なので早く
続きが読みたくてたまらない。確実にあのギャンブル戦を真正面から漫画化する覚悟
なのはこの巻でわかったので、いかに漫画ならではのビジュアル化を見せてくれるのか
期待は高まる。