カールじいさんの空飛ぶ家

カールじいさんの空飛ぶ家 [DVD]

カール・フレドリクセンは78歳のおじいさん。風船売りの仕事も引退し、亡き妻エリーとの思い出が詰まった家で、一人きりで暮らしていた。ある日、カールはトラブルを起こし、老人ホームに強制収容されることに。その時、彼はエリーとの「いつか南米を冒険しよう」という約束を果たすため、人生最初で最後の冒険の旅に出ることを決意する。そして、大切な我が家に無数の風船をつけて、家ごと旅立った。目指すは南米の秘境、伝説の場所、パラダイスの滝!苦々しいこれまでの生活からようやく離れられ、久しぶりに穏やかな表情を取り戻したカールだったが、空を飛んでいる家の外からドアをノックする音が。空けてみるとそこには「お年寄りお手伝いバッジ」を手に入れて自然探検隊員のランクアップを目指す少年ラッセルがいた。やっかいなことになった、と思いながらも、カールはパラダイスの滝を目指す。思いもよらぬ運命が待ち続けているとも知らずに・・・。

抜群に面白く公開当時に劇場の大スクリーンで見たかったぐらい良い作品なんだが、
今まで見たピクサー作品が凄すぎてどうしても出来が少し落ちるように感じてしまう。
序盤のカールじいさんの半生をサイレント映画風に描くところは実に素晴らしいし
家ごと風船で旅立つところはカラフルでCGアニメの美しさを堪能できて良かったなあ。
ここまでが良すぎて後の冒険活劇へのつなげ方の雑さが悪目立ちした気がした。急に
別な話に突入したような違和感がある。終盤の空中活劇もハラハラドキドキものの
面白さなので自分でもハードル上げすぎで欲を言ってるとは思うんだけどなあ。
でも出来が良いだけにあとワンプッシュあれば、と思ってしまう。