マルドゥック・スクランブル 圧縮

umineko012010-11-24

「マルドゥック・スクランブル」第一部 圧縮 サウンドトラックアルバム

「マルドゥック・スクランブル」第一部 圧縮 サウンドトラックアルバム

原作改訂新版読んだのと漫画版が鳥肌モノ出来の良さなのでアニメ映画も公開初日に
見に行きたいぐらいの勢いだったが、しばらく気分的に外出するのが億劫になって
しまい、なかなか行けなかった。ようやくシネ・リーブル梅田で鑑賞。
サブタイトルは圧縮だが内容は凝縮。約65分という上映時間が一番の不安要素でただの
ダイジェストになったり説明台詞の詰め込みにならないかが心配だった。
見てみれば過不足なく台詞も最小限できっちり原作第一部を時間内に収めていて驚き。
予告編を見た段階ではアニメのバロットにまったく魅力を感じなかったが無表情だった
彼女が少しずつ表情豊かになっていのがキュートで終盤の銃撃戦で敵を蹂躙して歓喜
している様はすっげーセクシー。林原めぐみの声の演技が素晴らしい。
ネズミのウフコックとの交流が丁寧に描かれているし、法廷シーンの演出がなかなか
殺伐とした空気と心理がよく出ていて良かった。
バンダースナッチ5人組の変態的ビジュアルがちゃんと再現されていたなー。これも
声優陣の演技がまた良くてキャラ立ちまくり。銃撃戦はスタイリッシュでかっこいいし
ボイルドとの一騎討ちで盛り上がるだけ盛り上がっていいところで続くで終わり。
エンドロールで流れる本田美奈子アメイジング・グレイスがばっちりはまっていた。
エヴァの新劇場版みたいに次回の予告が入ってくれれば、なお良かった。
尺の短さが作品をタイトにする方向に作用したようで、三部作の一作目としてまずは
納得の仕上がり。
S-Fマガジン 2010年 12月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2010年 12月号 [雑誌]

今月号のSFマガジン冲方丁特集なのでざっと立ち読み。冲方丁以外に林原めぐみ
工藤進監督のインタビューなどマルドゥック関連の記事が読めて嬉しい。

せっかく梅田スカイビルに来たのでちょっとだけ上のほうに行ってきた。
しっかしここは駅から遠いし行きにくいわで参る。上映時間ギリギリについてしまい
ヒヤヒヤした。もうクリスマス・ツリーが立ってるしカップルだらけなので一人で
映画見にきた身としてはいたたまれない気持ちになったぜ。