日本沈没

この映画、かなりの酷評をあちこちで目にしてたからそれなりの覚悟をして鑑賞。
小松左京の原作も読んでいるし藤岡弘主演の旧作も見ているけど、それもだいぶ
前のことだしそれはそれ、これはこれで見れたと思う。
放映枠のためのカットや小刻みに入るCMのせいで編集がかなり改悪されたものを
見たんだろうなーとは思うんだけどもあまりにテンポが悪く、今日はさんざん昼寝
しまくったのにどえらい睡魔がきた。これはアカンわ。
メインの草なぎ剛柴咲コウのラブシーンがひどいのは間違いないけど全般的に
ドラマがまるでダメだ。つーかシチュエーション並べてるだけでドラマとして
成立してない上に台詞回しから演出までダサくて見ているほうが恥ずかしい。
この二人だけの問題じゃなくて、これだけのキャストが出演して誰一人として
役柄にはまってないのも逆に凄いと思うぞ。
日本が沈んでさようなら、な映画じゃなくて日本が沈むギリギリでなんとか
回避する話になってるのは別にいいよ。感情移入出来る人物がいなから日本が
沈もうが沈むまいがどうでもよくなる。あまりに自己中だった草なぎ剛が深海で
潜水艇とともに爆死したのがかえって気持ちがいいぐらいだ。