5月の読んだ本 まとめ

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:47冊
読んだページ数:8096ページ
ナイス数:4942ナイス

東京湾大海戦 (ジョイ・ノベルス)東京湾大海戦 (ジョイ・ノベルス)感想
タイトルは架空戦記風ではあるが、ほとんど海戦描写すらない。というより実質は歴史改変SFスリラー。そう読むと含蓄あり、皮肉の聞いた展開があって面白い。現代人の描写が書かれた当時の90年代風で、コギャル語が出てきたり気になるがそれ以外は今読んでも通じる内容。ところどころの書き込みには辻真先の博識が感じられて感心する。この構想で分量があれば膨らみが出たと思うものの、これはこれでコンパクトに読めるノベルズ本として楽しめた。示唆に富むテーマがあるわりに未消化で終わってたようにも感じるが、続編があるので読んでみる。
読了日:5月31日 著者:辻真先
村上海賊の娘 2 (ビッグコミックス)村上海賊の娘 2 (ビッグコミックス)感想
テンポよくかなり良く描けているコミカライズだとは思うが、ヒロイン以外の人物にちょっと魅力が乏しい感じ。もう少しユーモアや豪胆さが醸し出してほしいところ。そのへんは私が原作小説をすでに読んでしまっているので、まだ序盤なのにないものねだりをしているせいかもしれない。次の巻は合戦描写が激しくなると思うので、そこで作画家がどれだけ踏ん張ってくれるか期待。
読了日:5月30日 著者:
村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)感想
かなり説明がちでな内容ではあるが、まだベース作りの段階なのでいまのところ仕方なし。むしろ原作序盤を上手く刈り込んで、絵で表現しているところに好感。また、ヒロインがちゃんと漫画のキャラクターとして躍動し魅力的に描けているところも良い。
読了日:5月30日 著者:吉田史朗,和田竜
ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖感想
児童書ながらも本の大きさ分厚さにちょっとひるんだが、たいへん読みやすくするすると読み終えた。異世界を旅するワクワク感よりも観念的で教訓めいたメッセージが前面に出た内容。そういう意味では堅牢な良書なんだろうなあとは思うものの、いまいちなにかを啓発されるわけでもなく。なんか合わないなあ。
読了日:5月26日 著者:ラルフイーザウ
アイアムアヒーロー 公式アンソロジーコミック: 8 TALES OF THE ZQN (ビッグ コミックス) (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 公式アンソロジーコミック: 8 TALES OF THE ZQN (ビッグ コミックス) (ビッグコミックス)感想
個性の強い漫画家陣の作家性が爆発しまくってて、面白い。花沢健吾作品は一応下敷きにしてある程度で、あとはそれぞれ独自の切り口がひたすら新鮮。個人的には最初のいちゃラブな話が、好き。
読了日:5月25日 著者:水沢悦子,横槍メンゴ,石黒正数,オジロマコト,伊藤潤二,鳥飼茜,乃木坂太郎,吉本浩二
アイアムアヒーローinOSAKA (ビッグコミックススペシャル)アイアムアヒーローinOSAKA (ビッグコミックススペシャル)感想
…うん、まあ頑張ってる感はあるけどそんだけの話というか。根本は自分の彼女を奪還するという悪い意味でシンプルな話。ゆえにパニックやゾンビが飾りなだけになっているのが大きな問題点。で、画力演出は本家より格段に落ちるしなあ。
読了日:5月25日 著者:
アイアムアヒーロー 20 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 20 (ビッグコミックス)感想
現在のところの最新刊に追いついた。一気にお話がまとまってきたしまだまだ波乱はあるだろうけれども、確実に完結はする漫画のように思う。セカイ系的展開にもなってきたが、これまでの伏線がちゃんとあって、ここまで堂々とやられると感服する。また、私は過去の花沢健吾作品ではルサンチマンに思い入れがあり、アイアムアヒーローでも同じものを描こうという意志が感じられる。バーチャルリアリティとパニックホラーとジャンルはまったく違うのに、核の部分が相通じるところは作家性だなあ。次巻待ち。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 19 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 19 (ビッグコミックス)感想
冒頭の妙に愛嬌のある怪人物が思索しながら、スペインの街をさすらう様は哲学的で味わい深い。またゆっくりとサブストーリーが本筋に重なってきて、そろそろ作品のステージがまた上がりそうな予感。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 18 (ビッグコミックス)感想
この巻だけはまるで青春ロマンのように読んでしまった。今までにもあったけれど、滅びの世界だからこそみえるきらめきみたいな描写上手いよなー。ここでエンドというのはある意味幸せだけど、当然そうはならないし物語は続く。
読了日:5月25日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 17 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 17 (ビッグコミックス)感想
コロリ隊長、性癖はキモいがカッコイイ。ZQNに対抗する手段の工夫とか、妙に感心する。同じ漫画家でも容姿が近くても英雄とは対照的。
読了日:5月24日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 16 (ビッグコミックス)感想
な、なんとあっけない…。ここは描写が淡々としているだけに余計精神的にくる。本当につかの間の平穏だったのか。そして変容する世界の禍々しさ、気持ち悪すぎる。しかしどこかで何かを期待しまくっている自分がいる。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 15 (ビッグコミックス)感想
風景描写が素晴らしいのも当然あるが、破滅的世界が恐ろしかったはずの作品なのに、いつのまにやら憧憬すら抱かせる居心地の良いものに思えてきた。今の展開が比較的穏やかだしつかの間のことなのかもしれないけれど、なにか生きている実感のようなものがある。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 14 (ビッグコミックス)感想
混浴風呂に入りたいがために銃一丁で命懸けで奮闘するという、熱くて感情移入する展開。いやはや、面構えも立ち姿も男らしくなりましたなあこの主人公。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 13 (ビッグコミックス)感想
ようやく話が英雄パートに戻ってきたが、なにか不思議な穏やかさ開放感がある。作品がこれまでと別種の魅力を放ちだしたというべきか。会話からも世界観の広がりを感じた。正直ここ数巻読むモチベーションが下がりつつあったものの、またテンションが上がり始める。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 12 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 12 (ビッグコミックス)感想
別パートの話と割り切って読んでいたら本筋と内容とテーマが重なってきた。急ピッチで変化を繰り返すタイプではなく、緩やかなうねりのように上がってくる漫画だなこれ。
読了日:5月23日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 11 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 11 (ビッグコミックス)感想
今回は完全に別グループの話になり正直言って、序盤にあった異常なまでの緊迫感がついに途切れてしまった。だからといってこの漫画がつまらなくなったと言いたいわけでは、ない。作品そのもののステージを大きくするための下地作り段階だと思うので。このへん炸裂するのはまだまだ後だろうし様子見。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 10 (ビッグコミックス)感想
少しずつ話の柱が一本一本増えている感じ。そのぶん今のところ展開がもどかしいが、これが太い流れになっていくことに期待する。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 9 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 9 (ビッグコミックス)感想
台湾編から世界の変貌が描かれたり、一方で主人公が状況に慣れ始めていたり主に変化が描かれるブリッジ的内容。前巻で一旦のクライマックスを迎えた気がするので、ここからどういう方面に盛り上げるか?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 8 (ビッグコミックス)感想
ひょお〜!来ました活劇的カタルシス。ここは主観的視点での描写が効果的で実に上がるっ。ショットガンのひたすら連射はかっこ良すぎて、誰ぞ女の子が見てないのがもったいない。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)感想
漫画表現の豊かさが作品として頼もしく、読者としては不安さに巻き込まれる。物理的にも抽象的にもヒエラルキーの安定しない感じがなんとも嫌であるし、何かしら主人公に積極的行動を期待してしまう部分もある。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 6 (ビッグコミックス)感想
いい感じでユーモアが前面に出てきたなあ。クソ真面目に世界や倫理について論議してたのにモテ話になってニヤける主人公に爆笑。それとゾンビ少女萌え。で、いよいよショッピングモールと定番の展開へとお膳立ては整った。次はどうなるか?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 5 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 5 (ビッグコミックス)感想
序盤の強烈なショックはなくなってきたものの、恐怖が複合的になってきた。何気ない風景が怖い、群衆が怖い。その上に異変が、怪異が突発的に時には静かに進行する。主人公目線だけでなくマクロな視点の描写がようやく盛り込まれてきたが、ここにもアイロニーやブラックユーモアが漂う。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)感想
この巻になっても怖いが女子高生ヒロインが出だしてから、楽しくもなってきた。主人公が男性としても、大人としても頼りないし、かといって自分がこの状況に立たされたらやっぱり頼りないだろうしなあ。それでも破滅的状況に女の子と二人っきりって憧れるじゃん?
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)感想
タクシーの場面のブラックユーモアが凄まじい。主人公がやたら道徳を守ろうとするのが物哀しく、切羽詰まった感じがした。闇の恐怖、孤独の辛さ寂しさの表現があまりにも豊かで恐ろしく読むながらも、一方で漫画を読む快楽を感じる。女の子が出てくると気持ち的にやすらぎますな。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)感想
ひぃ〜めっちゃ怖い!でもってめっちゃ面白い。恐怖の横にもちゃんと日常があって、またその日常がぶっ壊れていく描写がたまらん。絵柄も漫画としても作り込みがリアルなのに、現実感の無さが嫌。もしかしたら主人公同様、崩壊した現実を受け入れたくなくなってしまっているかもだが。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)感想
不安と不穏が漂う中、リアルな絵柄で現実と虚構の曖昧さを見せられ、精神的に突っつき回され、最後に恐怖を叩きつけるこの呼吸が素晴らしい。1巻はほとんど予兆で何かがようやく起こるところまでではあるが、良く出来た導火線には発火する前でも魅せられる。
読了日:5月22日 著者:花沢健吾
引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫 と 6-2)引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫 と 6-2)感想
現代で言うところの「引きこもりでオタク」な侍が主人公。大役を押し付けられて意外な才能を発揮、成長していく様は読みやすく程よくユーモアがあって楽しい。また数々の難関をクリアしていく展開は痛快。欲を言えば、深みがない。主人公以外の人物の描き込みはあっさりすぎるし、重厚な人間ドラマになりそうなところはすっ飛ばしてしまう。終盤はダイジェストめいている。しかしあえて書き込まないことで、ライトなエンターテイメントとしてスッキリ。気持ちのいいハッピーエンドを迎えられると言えよう。これも映画化すると面白いかもねー。
読了日:5月19日 著者:土橋章宏
明治剣狼伝―西郷暗殺指令 (時代小説文庫)明治剣狼伝―西郷暗殺指令 (時代小説文庫)感想
ミッションもの冒険小説定番の内容と展開で、すこぶる好みの作品なのにストレートに楽しめないところがありもどかしい。バックボーンはよく描けているのに、人物描写が薄めで肝心の活劇行に線の太さがあまりない。序盤のセットアップのパートでもうちょっと気分的にノセてほしかった。しかし後半、伝奇的にぐいぐいスケールが大きくなる展開はかなり良い。もっとボリュームがあってもいい作品じゃないかと。そのへんパワーアップした著者の新作が出るようであれば、読んでみたいですね。
読了日:5月19日 著者:新美健
しばられ同心御免帖 (徳間文庫)しばられ同心御免帖 (徳間文庫)感想
外来語、カタカナ、現代的ワードが飛び交うやたらテンションの高い文章。ライトノベルばりのフォントいじり。濃すぎるキャラが奔走するポップでギャグが前面に出ている内容。それでも時代小説として、また捕物帳としての地盤やお話づくりはしっかりしていてちゃんと読ませる。こうなるとむしろそういった型すら破壊ほしいぐらいではあるが、話数を追うごとにノリも良くなるのでそういう意味でも面白い。エピソードを重ねれば重ねるほどキャラの掛け合いや悪ノリが激しくなるタイプの作風と見たので、続刊希望。
読了日:5月19日 著者:杉澤和哉
僕が僕であるために。(1) (ガンガンコミックスJOKER)僕が僕であるために。(1) (ガンガンコミックスJOKER)感想
一週間フレンズ。の後日譚がまず目当てで読んだら、本編も面白かった。設定はよくありがちなのに切り口が独特。モノローグが多いのに感情に溺れてる感じがない。演出も控えめなのに魅力的。ちょっと不思議な味わいがある。まだお話は始まったばかりなので愛着が湧くとまではいかないけれど、まずは絶妙なツカミの第1巻。さてその後の一週間フレンズの方は思ったより短めだったけれど、長谷くんと藤宮さんを見てるだけで幸せなのでこれでいいのさ。
読了日:5月13日 著者:葉月抹茶
田中くんはいつもけだるげ 5.5 OFFICIAL TANAKABOOK (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ 5.5 OFFICIAL TANAKABOOK (ガンガンコミックスONLINE)感想
かなり読み応えのあったファンブック。というより主人公の田中くんに影響されて私も気怠く読んでいたらしく、細かい設定とか人物像把握出来てなかった。そのへんいろいろと整理出来て良かったです。それに記事が充実してるしおまけ漫画も面白い。冷静に考えたらけっこう登場人物多いし人間関係絡んでるんだよなあ。特に作中あんまり語られないそれぞれのプロフィールがあって興味津々でした。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(5) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(5) (ガンガンコミックスONLINE)感想
したーんしたーんしたーんに爆笑。ここは絵の脱力感もあって最高。私はスポーツするのめんどくさい人だけどここまで出来んわ。雨の日にもっさりモード宮野も可愛い。巻数を追うにつれひたすら女子力が上がる太田やら、最後の新キャラと田中くんとの絡みが可笑しい。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(4) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(4) (ガンガンコミックスONLINE)感想
けだるげに過ごすために妙な努力をしている田中くんがちょっとけなげ。一方、1人だけラブコメモードの白石さんの空回りっぷりが可愛い。気持ちはわかるけど今のところお似合いの二人って感じじゃないんだよね。でも頑張れ。いや頑張らないほうが良いのかな?
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(3) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(3) (ガンガンコミックスONLINE)感想
けだるげながらも季節のイベントがあったり、そこはかとないドラマの予感はある。けれども田中くんだけはいつも変わらず。こうなってくるとクールというかもうハードボイルドですな。花火大会から文化祭という展開は、ゆっくり時間が流れている感じがあって好き。
読了日:5月13日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(2) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(2) (ガンガンコミックスONLINE)感想
2巻も読むのに時間が掛かる。ちゃんと面白いんだけど、田中くんのペースに巻き込まれてページを繰ると異様な眠気が。私はけだるさを体得しているんでしょうか?どっちかというと私の怠け癖が刺激されてる気もするが。けだるそうながらも頑張っている田中くんは偉いのかもね。あと女性キャラはものすごーく元気で、思いっきり行き違ったりしてる様が可愛かったり可笑しかったり。白石さんが少女漫画的に片想いしてるのも、本人が一生懸命なだけに妙にユーモラスな雰囲気が漂う。
読了日:5月11日 著者:ウダノゾミ
田中くんはいつもけだるげ(1) (ガンガンコミックスONLINE)田中くんはいつもけだるげ(1) (ガンガンコミックスONLINE)感想
アニメから入って原作漫画を読む。読んでる間の体感時間がとても長い気がする。主役の田中くんのペースに巻き込まれちゃうからかな?程よく肩の力が抜ける。でもそれだけじゃなくって、女の子キャラが生き生きしてて良いです。特に勝手に動揺しまくってる白石さんが可愛いねー。
読了日:5月10日 著者:ウダノゾミ
侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)感想
最終巻だけど、まったく終わった巻のない22巻。もちろん良い意味で。ただ、ものすごーく長い夏休みが終わったような気持ちだけがある。あと絵とキャラクターの安定感が凄い。特段に尖ったところのない作品なだけに、なんでもない場面からにじみ出る魅力と地力。カラー扉絵が1巻表紙のリニューアルだったり、アニメ第1話の場面を意識したコマがあったり原点を忘れてないのが伝わってきますね。イカ娘はまた新連載が始まったりして良いタイプの作品だと思うし、作者もその気があるようで嬉しい。いつかまた会える日まで、しばしのお別れでゲソ!
読了日:5月7日 著者:安部真弘
一週間フレンズ。7+1 友達ブック。 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。7+1 友達ブック。 (ガンガンコミックスJOKER)感想
う、うーん。ゆるふわな紙面にピュアすぎる台詞が並んでいる紙面は、いくらないんでも照れくさいです。完結巻読んだ直後でもあったし、こういうのはちょっと間を置いて読むと、振り返りにちょうど良くなるかな?と。今回もカラーイラスト収録は嬉しかったし、なんといっても後日譚。高校生活が閉じられていって開けた未来がある。このエピソードがあってこそ座りがいいし、本当に作品が完結した気持ちになりました。
読了日:5月7日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(7)完 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(7)完 (ガンガンコミックスJOKER)感想
完結巻。正直、後半の巻は引き伸ばし感があって緊密度が落ちた印象。それゆえに収まるべきところに収まるはずのラストもちょっと弱い。本来はもっとコンパクトにまとまるべき作品だったんだろうな。しかし話数が伸びたゆえに描かれたサブエピソード的なお話は良かったし、膨らみが出たとも言える。すっきり構成されたアニメ版から原作漫画という流れが私的に良かったのか、最後まで興味深く読めた。紙面に漂う清浄な空気感が良かったし、もう一歩踏み込まない加減はもどかしいと言えばもどかしいけれど、それがちょうどいい気もします。
読了日:5月7日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(6) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(6) (ガンガンコミックスJOKER)感想
長谷くんが空回りしてたり一人相撲状態でちょっと辛いが、まだ高校生だからこその不器用さではあるな。この巻はむしろ過去編というべき中学時代のエピソードの方が読みどころといった感じ。長谷くんと桐生くんの出会いの話が良かったし、藤宮さんと一瞬ながらも初対面する場面も印象に残る。後は次の最終巻次第。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。5.5 FANBOOK トモダチのキオク。 (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。5.5 FANBOOK トモダチのキオク。 (ガンガンコミックスJOKER)感想
淡いタッチのカラーイラストがとても良い。作者インタビューも興味深い。エピソードの振り返りやキャラクター紹介は5巻までを一気読みしてきた直後なので、あんまり嬉しさがない。これはタイミングの問題でもう少し時間を置いて読み直すと、懐かしいアルバムをめくっている感じが出そう。それでもこれまでの良いおさらいになったので、本編6巻へ。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。 (5) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。 (5) (ガンガンコミックスJOKER)感想
あいかわらず面白いけどちょっとつらい展開に入ってきて、最後にドーン!かといって登場人物に誰一人嫌なやつがいないし、この作品のトーンからしてこの後見るに耐えないドロドロにはならないかと。長谷くんがこの試練を乗り越えてくれることに期待。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。 (4) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。 (4) (ガンガンコミックスJOKER)感想
文化祭のパートはアニメには無かったのでより新鮮に読めた。二人のイチャイチャ感がまたたまらんですな。展開的にはショッキングなことがあったり不穏な雰囲気も漂ってるけれど、完全に暗くなってしまわないよう留まってるバランスが良いです。
読了日:5月6日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(3) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(3) (ガンガンコミックスJOKER)感想
この巻で藤宮さんに他の友達が増えながらも、主人公の長谷くんとの仲がより急接近していく流れは微笑ましいやら、ドキドキするやら。それだけに終盤の叩き落とすような展開がキッツいね。次巻へ。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(2) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(2) (ガンガンコミックスJOKER)感想
2巻の展開もアニメを見て知っているんだけど、それで面白さが目減りしていない。作品の魅力がお話だけじゃないってことだよね。藤宮さんの愛らしさと独特の透明な空気感が心地良い。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)一週間フレンズ。(1) (ガンガンコミックスJOKER)感想
アニメを放送当時に見ていて好きだったけれど、この原作漫画は初めて手に取る。お話は知っていてもちゃんと面白い。四コマパートが多いのでまたリズムが違うし、空気感も違う。で、漫画でも藤宮さんの可愛らしさにやられる。アニメと比ると漫画の方の藤宮さんは小動物的な雰囲気がある。ふわふわした中にドキドキがあって良いです。続けて読んでいこう。
読了日:5月5日 著者:葉月抹茶
プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)感想
二転三転なんてどころじゃない急展開の連続に唖然呆然。まったく出し惜しみということをしませんな。デスノート序盤のドライヴ感再び。デスノートばりの知略の応酬がすでに猛烈な勢いで叩き込まれる。作品がどこに向かうのか、まるでわからないワクワク感。内容はデスノートを想起させるのに、明らかにデスノートとは反対の地平を目指していることはハッキリ伝わる。全編先が気になって、あっという間に読めた。
読了日:5月2日 著者:小畑健

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