1月の観たDVD まとめ

1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:462分

ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
前に原作は読んでいて、比較したら単細胞でマッチョな感じ。でも丸々上下巻の小説を一本の映画には無理だと思うし、重要な具はちゃんと乗せて丼料理的に上手く纏めてるのではないか。序盤の主人公が嵌められ、手負いながら逃走するくだりが撮影の力もあって抜群の緊迫感。見終わって考えてもここが一番面白い。国家権力に追われてるのにヒロインを放置して拉致されるとか、FBI捜査官がスナイパーとして急成長しすぎ等気になる点もある。が、テンポよく逃走劇、銃撃戦、狙撃戦、仕事人的制裁などこれだけ盛ってくれれば十分か。高尚さはないけど。
鑑賞日:01月17日 監督:アントワーン・フークア
ラブライブ! The School Idol Movie [Blu-ray]ラブライブ! The School Idol Movie [Blu-ray]
すでに観ていたけど感想書いていなかったのでいまさら。細かいことを言おうとすればいろいろあるけどお祭り的ファンムービーとしては上質ではないかと。ミュージカル的な趣向が入れてあるのも華やかだし、現実から浮遊した感覚を生み出していたり大胆に省略する効果にもなって使い方としても上手い。後半、彼女たちが企画実行することの規模が大きすぎて、このイベントは誰が仕切って予算は?とか考えてしまう。私が野暮なんだけどね。一番良かったのはニューヨーク?の夜の雑踏から女性の声でAs Time Goes Byが聞こえてくるところ。
鑑賞日:01月10日 監督:京極尚彦
ロード・トゥ・パーディション (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]ロード・トゥ・パーディション (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]
再鑑賞。演出や画面の重厚さ、配役の適切さからにじみ出るどっしりしたスタンダードな味わい。実に映画らしい映画を見ている気分になる。子連れ狼を換骨奪胎して作られただけに、アメリカ映画らしくない湿った情感が漂う。すべてにおいてハイクオリティー。ではあるがそれで面白い作品かというと、ちょっと物足りない印象。主演のトム・ハンクスのあまりに善人然とした雰囲気、上品すぎる暴力描写、スッキリさせすぎなストーリーなどアク抜きのしすぎか。ある種の泥臭さがあったほうが良い作品と思うんだけれど。それでも見返した値打ちはあった。
鑑賞日:01月10日 監督:サム・メンデス
映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション映画 ビリギャル DVD スタンダード・エディション
タイトルで内容やオチすらバラしちゃっている。しかもその通りの事しか起きないし意外性の欠片もない。なのに抜群の面白さ!塾の先生はやる気出させるためになにを言ったのか?その子はなぜそこまで頑張れたのか?勉強することによって人としてどう成長したのか?周りの人々はどう変化していったのか?こうした根幹の部分のドラマの作り込みが丁寧で瑞々しい。有村架純の愛らしさと伊藤淳史の塾教師の生真面目なユーモアが見事なハーモニー。エピソードを適確に配置してテンポ良く見せるので楽しいし、後半は胸に迫る。なんともキュートな作品。
鑑賞日:01月03日 監督:土井裕泰

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