1月の読んだ本 まとめ

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3244ページ
ナイス数:4047ナイス

動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)感想
なんとなく久々に再読。よく考えたら20年以上前の漫画なのに時代性を感じず、つい最近の漫画のような気がする。で、初巻から面白い。ただまだキャラの個性が炸裂してない感じかな。漆原教授は大人しいぐらいだし、菱沼さんにいたってはヒロインぽくすら見える。だいぶお話も忘れかけていたので再読にはちょうど良い時期だったのかも。人物以上に動物もキャラ立ちしていて楽しい。
読了日:1月28日 著者:佐々木倫子
日常 (10) (カドカワコミックス・エース)日常 (10) (カドカワコミックス・エース)感想
1コマ、2コマ漫画が多くて異常な勢いがあったなー。やたらドッキリ仕掛けられるわ怒涛の勢いのツッコミの連打やら、やはり長野原みおちゃんは素晴らしいよ。各キャラの将来が描かれてて、特になんだかよくわからん人になってるゆっこが凄まじくシュール。多少しんみりする部分があったが、カオスに振り切ったパワーの方が勝って大いに笑った。日常という漫画らしい幕引きだったと思います。最終巻まで楽しかった。いずれ読み直すなりアニメを観直すなりしたい。あらゐ先生の次回作にも期待いたします。
読了日:1月26日 著者:あらゐけいいち
月刊少女野崎くん(7) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(7) (ガンガンコミックスONLINE)感想
4コマ漫画なのに読み飛ばせず、あいからず濃いなー。糸電話やらコックリさんなど仕掛けも各話面白い。今回は瀬尾若松組に動きがあって楽しかった。特にハードボイルドで男前な瀬尾結月が異常に動揺しているのが可笑しく、そして可愛い。
読了日:1月25日 著者:椿いづみ
実録!34歳オタクが16歳女子高生と付き合ってみた件(1) (アース・スターコミックス)実録!34歳オタクが16歳女子高生と付き合ってみた件(1) (アース・スターコミックス)感想
タイトルに実録と入ってるし、作中でも本当の話ですと強調してくるだけに眉唾感だけが湧いてきて羨ましいとかラブラブな気持ちにまったくなれない。ここで描かれてることが本当に事実かどうか?という真偽を言いたいわけではなく、漫画内のリアリティーがなんとも薄い。実話を強調するわりにはディテールが甘すぎだし、ヒロインは女子高生で巨乳で可愛いだけの型しかなく、主人公は本当にそれを可愛いと思ってるだけでカップル成立では気持ちの入りようがない。それで起こる出来事だけは異常に波乱に富んでいてもなー。
読了日:1月25日 著者:荒木風羽,金谷拓海
モンテ・クリスト伯爵 (ジェッツコミックス)モンテ・クリスト伯爵 (ジェッツコミックス)感想
致し方がないことではあるが、ものすごい巻き展開。特に中盤の陰謀が交錯するあたりは忙しなさすぎで惜しい。されど粗筋をなぞるだけの漫画になっておらず、たいへんよろしい。絵に絢爛豪華さ重厚さがあって大いに気分が出る。人物の心理描写、感情表現など冴えるので気持ちも入った。ダイジェスト的とはいえ出来うる限り原作のエピソードを収めようという姿勢も嬉しく、12話で一冊の本としてちゃんとまとまっている。これだけ画力構成力、原作への理解があるならばせめて倍の分量で読みたい。でも原作に入るきっかけにもなる良い漫画ですね。
読了日:1月22日 著者:森山絵凪
月下花伝―時の橋を駆けて月下花伝―時の橋を駆けて感想
新選組沖田総司はあくまでもモチーフで、現代の少女が生きることの意味を見出して成長するお話。メッセージ性に一本、筋が通っていてダイレクトに感銘を受ける。この作品そのものに時代劇映画や歴史時代小説への憧憬にあふれているのも好ましい。続けて続編の花天新選組を読んでみよう。
読了日:1月14日 著者:越水利江子
不死の猟犬 3巻 (ビームコミックス)不死の猟犬 3巻 (ビームコミックス)感想
ぐいぐい面白くなるなあ、この漫画。濃いキャラが次々出てくるわ躍動してるわスプラッターとバイオレンスに加えて、強烈なサディズムまで乗っかるきっつい味付けがたまらん。これで絵が端正だから下品にもなっておらず、絶妙なバランス。ユーモアもぐんぐん良くなっていて、最後の番外編には爆笑。こっから先がむっちゃ面白そうなので次巻が楽しみ。
読了日:1月12日 著者:八十八良
不死の猟犬 2巻 (ビームコミックス)不死の猟犬 2巻 (ビームコミックス)感想
おおっ!ぐっと面白くなってきたな。もともとスプラッターアクションとしても楽しかったんだけど、設定や世界観をかなり作り込んでいるのが見えてきた。また恋愛の絡ませ方が有機的で非常によろしい。惚れるか惚れられるかが命懸けの真剣勝負って趣向も先が気になるし、白雪姫のキャラが凄いね。サークルクラッシャーがこれほど凶悪な能力者になってしまうとは。インパクトで引っ張る漫画と思いきや、いろいろと小技が効いている。
読了日:1月12日 著者:八十八良
不死の猟犬 1巻 (ビームコミックス)不死の猟犬 1巻 (ビームコミックス)感想
2巻以降を読むために、再読。
読了日:1月12日 著者:八十八良
あらしのよるに(3) (講談社文庫)あらしのよるに(3) (講談社文庫)感想
いやはやドラマチック。ラブラブだったりドキドキハラハラしたり切なかったり。こんなにシンプルなのにこれだけのことが語れてしまうのか。読みやすくて分量が多いわけでもないのに、この満腹感。作品が持つ普遍性が力強い。実に良かったのでもっと早くに読んでおくべきだった。しばらく時間を置いてアニメ映画を見たり、小説版の方も読んだりしてみよう。
読了日:1月12日 著者:きむらゆういち
あらしのよるに 2 (講談社文庫)あらしのよるに 2 (講談社文庫)感想
お話はコンパクトだし、簡易な文章なのに思いきり気持ちが入る。友情物語というよりもはやラブ・ストーリーですな。ラフなタッチの絵がここぞというときにもの凄い重圧感を出してくるのにハッとさせられる。次の最終巻へ、いってみよう。
読了日:1月12日 著者:きむらゆういち
新・冒険スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)新・冒険スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)感想
「架空の冒険・スパイ小説全集」をチェックしたら37冊既読。作品解説は、各執筆者に愛や思い入れがあってよろしい。国産作家を取り上げてるのも旧ハンドブックとの違いですな。ただし!現在、気概を持って冒険小説を書いている樋口明雄の名が出てこないのはどういうことだ。収録の作家陣のエッセイは良かったが、作家論は読んだことがあるものが多く少し残念。月村了衛の「鷲は舞い降りた」推しが熱い!思わず読み返したくなったぜ。なのに別項で志水辰夫が、臭くて読めなかったと書いてるのに笑ってしまった。これを機会にいろいろ読んでみよう。
読了日:1月11日 著者:
侵略! イカ娘(21)(少年チャンピオン・コミックス)侵略! イカ娘(21)(少年チャンピオン・コミックス)感想
今回も平常運転で相変わらずの楽しさ。389話は著者がイカ娘という作品を自己分析している様が垣間見えて興味深い。また次の390話はアニメ1期であった野球回に対する漫画なりの返歌かな?とか思ってみたり。その他の話もいつものキャラたちが躍動して面白い。真冬なのにちょっとだけ夏の気分になれるのも良いしねー。それだけに、それなのに!あとがきが!ああああああっ!!あんまりだあっ。
読了日:1月9日 著者:安部真弘
orange(5) (アクションコミックス(月刊アクション))orange(5) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
完全に心離れて読み終わってしまいました。SF漫画じゃなく少女漫画だと割り切って細かいとこ突っ込みすぎないようにしても、こう気になる点が多いと無理です。設定の扱いや回収がこうもぞんざいに終わってしまうとは。その上で人物の行動がこうも理性を欠いているとなるとついていけん。人を救いたいのか過去の自分に都合の良い恋愛をさせたいのか。心の弱い人がいるとしても、皆でよって気を使いまくるというのもなんか違うんじゃないの、と。浮かび上がる価値観も苦手。場面場面は読ませるので設定負けしない内容の作品だとまた違うかもですね。
読了日:1月7日 著者:高野苺
orange(4) (アクションコミックス(月刊アクション))orange(4) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
いろいろ思うとこあるが次の最終巻で。
読了日:1月7日 著者:高野苺
orange(3) (アクションコミックス(月刊アクション))orange(3) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
う、うーん。ちょっとしんどくなってきた。大筋のドラマの部分はそれなりに瑞々しいし悪くないと思う。主人公らが未来からの手紙に頼りすぎないようにするとかね。しかしそれ以前に、人の命が掛かってるのになんでちびちび目先の日付だけ読んで感情だけで行動すんの?全部読みゃあいいんじゃね?んで手紙の方ももっと具体的に書いたらんと混乱するだけやろ。とかそういうことの方が気になって気持ちが入らなくなってきた。いくら高校生とはいえ、これでは理性と知性がなさすぎ。初巻で気になってた懸念が大きくなっちゃったなあ。
読了日:1月7日 著者:高野苺
orange(2) (アクションコミックス)orange(2) (アクションコミックス)感想
より展開がドラマチックになってきたし、物語の目的もよりハッキリして面白くなってきた。最後の引きも気になるので次巻も読む。で、これは完全に私の好みかどうかの話なんだけど、作品そのものや主人公が理性的になる瞬間がもっとあってもよいのではなかろうか。どうしてもSF的な要素があると知性を求めてしまう。あるいはSF設定抜きの群像恋愛劇だったらもうちょい素直に読めるんだけどな。うーん、やっぱりこだわっちゃうなあ。
読了日:1月7日 著者:高野苺
orange(1) (アクションコミックス)orange(1) (アクションコミックス)感想
設定がまず面白くて目を惹かれる。少女漫画特有の心理描写にも味があり、主人公が手紙のまま行動しているだけでなく、自分と向き合って成長しようする姿もたいへんに好感。ただどうしても気になるのは未来の自分から手紙がくるというSF的な仕掛けにちゃんとした理由付けが物語上なされるかどうか?ということ。こればっかりは先を読まないとわからないが。作品そのものが感情に溺れすぎなきらいがあるのでどうも不安なんだなあ。そのへん良い意味で裏切ってくれることに期待します。
読了日:1月7日 著者:高野苺
あらしのよるに(1) (講談社文庫)あらしのよるに(1) (講談社文庫)感想
再読。オオカミとヤギの相容れぬはずの友情。短いながらも面白い。ほのぼのしているかのように見えて時折不穏な空気が漂うのがブラックだし、なんだか可笑しい。文章にも味があるし絵も飄々としてるね。さてこの二匹どうなっちゃうんでしょうか。今回は未読の残り2冊もちゃんと読みきっちゃいましょう。
読了日:1月6日 著者:きむらゆういち

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