1月の読んだ本 まとめ

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2804ページ
ナイス数:2355ナイス

妖怪ウォッチ 1 (てんとう虫コロコロコミックス)妖怪ウォッチ 1 (てんとう虫コロコロコミックス)感想
てんとう虫コミックスを買うってのも一体いつ以来なんだろう?フォーマットはオーソドックスなので第1話からスーッと馴染めた。あとギャグの切れ味がなかなかのもの。後半にいくにつれ冴えが見えてくるし続刊でさらに面白くなってそう。コロコロコミックの厚さを利用してガードしたり鈍器に使うところが一番笑った。
読了日:1月31日 著者:小西紀行
『ジョーカー・ゲーム』の謎 (中経の文庫)『ジョーカー・ゲーム』の謎 (中経の文庫)感想
映画の監督と作者のインタビューは興味深かったがコラム書いてる面子がアレだし本で持ってる007の短編が載っててもなー、ということで。まあ小説読むきっかけにはなったか?
読了日:1月29日 著者:
二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)感想
物語の趣向に対して展開が広がりを見せるどころか閉ざされてしまっているのが独特の切ない味わいを生み出している。見方を変えれば主人公は一人相撲をしているだけにも思えるのが甘酸っぱい。なかなかの青春小説。文章が読みやすくイラストが合っていてライトノベルとして堪能。欲を言えば夏に刊行されるとなお良かった。ガガガ文庫は単発で思い出したようにこういう良作出してくるなあ。
読了日:1月28日 著者:赤城大空
モンテ・クリスト 3 (ヤングジャンプコミックス)モンテ・クリスト 3 (ヤングジャンプコミックス)感想
3巻になっても絵のクオリティーと演出が素晴らしく良い意味で読むのに時間が掛かる。絵面は健康的なのにキャラクターの性格付けが異常であったりエロチックな描写があるのはなんともいえない艶かしさがある。大元の原作が堅牢だからこそできる、漫画ならではの表現をやりきっていて窮屈さがない。ストーリー的にもデュマ作品をなぞっているのではなくいよいよ飛翔しだした感あり。
読了日:1月27日 著者:熊谷カズヒロ
抜刀-暗殺奉行(1) (双葉文庫)抜刀-暗殺奉行(1) (双葉文庫)感想
実に快調な滑り出しのシリーズ第一弾。各キャラのエピソードを積み重ね、チーム結成まで痛快に描いて読ませる。キビキビした文体と展開でコンパクトにまとまっているのも良し。
読了日:1月27日 著者:牧秀彦
神鎧猟機ブリガンド (ダッシュエックス文庫)神鎧猟機ブリガンド (ダッシュエックス文庫)感想
シリーズ初巻としてはかなり丁寧に作り込んであって今後に期待させる。もうちょい勢いが欲しいところではあるが、今のところは地盤固めなのでこんなものか。とりあえずダークなムードは良かったし、いろいろ仕込んでそうなので次の展開で炸裂することに期待。
読了日:1月25日 著者:榊一郎
開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)感想
異世界ファンタジーではあるが、駆け引きありアクションありでサクッと読ませる姿勢は活きの良い洋画的な感覚。仕掛けが仕掛けだけに倍ぐらいの枚数があって重厚さがあれば謀略活劇的な味わいがでたであろうけれども、こうサッパリした仕上げにしてあるのも悪くない。シリーズ化されるかどうかわからないが単巻でちゃんとまとまっている点も買い。
読了日:1月20日 著者:深見真
一路(下)一路(下)感想
下巻は読むのに時間がかかってしまったが、ゆったり道中した感じが出てかえってよかったかも。上巻とくらべてウエットになったのは少々気になるもののエピソードが豊富で面白い。またちゃんと物語が丁寧に閉じて各キャラがそれぞれに落ち着くべき場にはまっていくのも良い。良く出来た大衆文芸。
読了日:1月20日 著者:浅田次郎
人生、何でもあるものさ 本音を申せば8 (文春文庫)人生、何でもあるものさ 本音を申せば8 (文春文庫)感想
久々に小林信彦の本を読んだ。東日本大震災について書いているあたりはリアルタイムの生々しさがある。しかし政治や社会批評の部分があんまり響かない。結局なんでもかんでも憂いてるだけという気がしてくる。
読了日:1月10日 著者:小林信彦
一路(上)一路(上)感想
お涙頂戴に走るとあまりにも臭すぎだが、こういう楽しませて笑わせようという作品になると浅田次郎大衆演劇的芸風が見事炸裂。実に面白い。ちょっとした人物から主要キャラまでよく書けていてユーモラス。語り口の巧さもあってどんどん読める。下巻へ。
読了日:1月5日 著者:浅田次郎

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