9月の観たDVD まとめ

9月の鑑賞メーター
観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:786分

隠し剣 鬼の爪 [DVD]隠し剣 鬼の爪 [DVD]
時間があったのでなにか再鑑賞と思ってこれを。四度目ぐらいの鑑賞になるか?こういう安心して見られる邦画は実に落ち着く。
鑑賞日:09月28日 監督:山田洋次
図書館戦争 スタンダード・エディション [DVD]図書館戦争 スタンダード・エディション [DVD]
原作小説を読んだ機会に鑑賞。キャストに違和感がなく生き生きとしておりその意味では上質な映画化。ただし原作の設定が無理無理という問題点まで引っ張っているのは困りもの。映像表現でリアリティーを出そうとしているのは買えるけども。前半は快調ながら後半アクションメインの展開に入ってから演出の鈍重さが浮き彫りになり弾まない。気合いは感じるが工夫のない単調な戦闘場面が長いのはつらいし、同じ回想シーンを繰り返し見せる野暮さは考えもの。また表現の自由というテーマも寓意を喚起させてもいいはずなのに、ただのお飾りになって残念。
鑑賞日:09月20日 監督:佐藤信介
戦略大作戦 [DVD]戦略大作戦 [DVD]
激しい空爆場面から始まり重厚な戦争映画か?と思わせながら大泥棒映画をしゃあしゃあとやってのける精神が面白い。それでも戦争映画的な活劇がふんだんにあり、スペクタクルな画面の厚みに圧倒される。後半からぐいぐいユーモアが出てきて一味が金目当てで行動しているのに英雄扱いされるなど展開の妙さ、急にマカロニ・ウェスタン風に演出と音楽が異様なまでに盛り上がる場面は爆笑。全体として演出が重厚で丁寧なのはよろしいが丁寧すぎて冗長になってしまっているのが粋さを損ない、惜しい。食わせ者なのに終始、渋顔のイーストウッドも良し。
鑑賞日:09月15日 監督:ブライアン・G・ハットン
SHERLOCK / シャーロック [DVD]SHERLOCK / シャーロック [DVD]
第3話「大いなるゲーム」前話が悪い意味で古色蒼然たる推理小説的なものを再現してしまっていたのに対して、今回は現代性溢れる緊迫感、ストーリーのヒネリも素晴らしい。タイムリミット以内の謎解きが挑戦的に出題されるのも連続活劇的に面白い。またこのエピソードが最終的に宿敵モリアーティーの天才性と異常性を示唆してまとまるのがお見事。これで第1シーズンは視聴終了、キャラクターの魅力と凝った脚本両立した作品というのはよくわかったし次への引きに乗せられて第2シーズンも付き合っていくといたしましょう。
鑑賞日:09月14日 監督:
トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD]トム・ヤム・クン! プレミアム・エディション [DVD]
マッハ!!!!!!!!が「仏像を返せ!」でトム・ヤム・クン!は「象を返せ!」とトニー・ジャー映画はプロットがシンプルで良いですな。序盤、象の心情とか交流を情感たっぷりに描いているわりには後半、象の扱いがあんまりです。話が強引な上、ぶつ切りな編集が映画として困りもの。しかし肝心なアクションが素晴らしくカポエイラ、剣術使い、プロレスラーらとの対戦を連打し見せ方も上手いので楽しめた。また長回しの格闘場面は目を見張る。ただ魂が燃えるまでいかないのはトニー・ジャーの表情にブルース・リーほどの情感がないためか。
鑑賞日:09月14日 監督:プラッチャヤ・ピンゲーオ

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