10月の観たDVD まとめ

10月の鑑賞メーター
観たビデオの数:9本
観た鑑賞時間:1071分

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
強烈な中身の濃さ。ダークな映像と音楽の奔流に圧倒される上ストーリーの情報量が凄まじくとても一回では理解しきれなかった。ファンサービス的な前半、中盤の猛烈なアクションシーンには目を瞠るがそれ以上に終盤の怒涛の展開には叩きのめされる。久々に凄いものを見てしまった。
鑑賞日:10月29日 監督:宮本幸裕
グラン・トリノ [DVD]グラン・トリノ [DVD]
鑑賞日:10月25日 監督:クリント・イーストウッド
博士の愛した数式 [DVD]博士の愛した数式 [DVD]
3回目ぐらいの鑑賞。小川洋子の原作とかなり印象は変わっているがこれは小泉監督が咀嚼した上で自分のものにしていると見るべきだろう。映像にしにくい部分も上手く表現している。静謐なトーンからだんだんと映像と音楽が躍動していく呼吸が巧み。いくらでもお涙頂戴にできる素材を節度もって作った姿勢も良し。
鑑賞日:10月25日 監督:
ロンゲスト・ヤード [DVD]ロンゲスト・ヤード [DVD]
展開が見えまくりなのにべらぼうに面白い。演出の的確さ骨太さ細かいところの描写の深みが乗ればサービス満点の娯楽作になるという好例。画面から溢れ出る男臭さと出てくる役者の濃い顔つきだけでも映画的快楽がある。惜しむらくはアメフトのルールがよくわからないので山場の試合場面でテンションが上がりきらないこと。エンターテイメントとしてよく出来ているし権力対個人の尊厳というテーマを語りきっているのも心に残る。冒頭の異様に気合の入ったカーアクションはなんだ?と思ったがハル・ニーダムが作品に参加してんのね。納得。
鑑賞日:10月19日 監督:ロバート・アルドリッチ
ひとりぼっちの青春 [DVD]ひとりぼっちの青春 [DVD]
久々の再鑑賞。観客を楽しませようという場面も意図もなく、ひたすら人が擦り切れていく様を見せる凄絶さ。激しい展開があるわけでもなく血も暴力もないがこれまで見た映画の中でもトップクラスに残酷。またもっとも哀切な殺人のお話でもある。陽気な音楽がバックに流れるのがまた痛切。まったく内容に合致しない邦題以外は素晴らしい作品。見ていて辛いがホレス・マッコイの原作小説と併せて愛おしい。
鑑賞日:10月19日 監督:シドニー・ポラック
菊次郎の夏 [DVD]菊次郎の夏 [DVD]
淡々としたペースながらも浮かび上がる情感が美しい。緩いギャグや特に後半のダラダラと遊んでる展開にも解放感があり自由の風が吹いている感じが楽しい。はっきりとは描かれないもののごく隣に暴力の臭いがするのも綺麗事だけでない空気があるし全体的に漂う作り手の照れがチャーミング。
鑑賞日:10月14日 監督:北野武
バレット [DVD]バレット [DVD]
久々のウォルター・ヒル監督作品。バディ・ムービー的要素が大きいが相方になる韓国人刑事が線が細くスタローンのアクの強さに負けてしまってそこの部分はかなり弱い。ラストの斧対決も横槍が入って勝つというのもウォルター・ヒルらしからぬ野暮な処理。ということでヒル映画として特に秀作ではないのだがノリが昔のまんまで懐かしくスタローンとの相性も良かったようでまずは楽しめた。
鑑賞日:10月14日 監督:ウォルター・ヒル
SPACE BATTLESHIP ヤマト スタンダード・エディション 【DVD】SPACE BATTLESHIP ヤマト スタンダード・エディション 【DVD】
劇場以来の再鑑賞。アニメの実写化としてどうか?という以前に脚本がガタガタな上にキャストの演技の付け方、演出が酷すぎるので話にならない。いろいろ人間関係を突っ込んでいるわりにどれをとってもドラマに展開させられていないし、リアクション一つとってもテンプレート。完全に作り手の力量の無さからくるものでそれなりの役者集めても大金かけた学芸会。
鑑賞日:10月09日 監督:山崎貴
電人ザボーガー スペシャルエディション(Blu-ray Disc)電人ザボーガー スペシャルエディション(Blu-ray Disc)
あらためて見てもテーマがしっかりしている。表面的には思いっきり悪ふざけしていてもヒーローの在り方、苦悩や屈辱に満ちた人生をどう生きるかという問に作り手が自分の頭で考え、取り組み、答えを出しているからだろう。で、軽く楽しめるエンターテイメント性は大事にしている。そういうバランスも良い。
鑑賞日:10月05日 監督:井口昇

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